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2023年6月22日【イベント】

ヒョンデとCCC、ZEV時代の共創パートナーシップで協業

坂上 賢治

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代官山T-SITEで「IONIQ 5」などを期間限定で展示する「Hyundai Week」と、MOCEANカーシェアリングサービスを開催

 

Hyundai Motor Companyと、Hyundai Mobility Japanおよびカルチュア・コンビニエンス・クラブは6月22日、ZEV(Zero Emission Vehicle:ゼロエミッション・ビークル)時代の共創パートナーとして協業していくことに基本合意した。

 

 

なおこの基本合意を前提に両社、代官山T-SITE敷地内にてEV「IONIQ 5」「IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition」「IONIQ 6」を期間限定で展示する「Hyundai Week」を開催する。

 

この展示では、Hyundaiの自動車の歴史や伝統を引き継ぐ、電気自動車「IONIQ 5」、さらに高性能ブランド「N」に至るまでのブランドストーリーやオリジナルグッズが並ぶ。

 

 

また期間中、代官山T-SITEの各展示エリアへ訪問しスタンプを集めると、毎日先着50名様にHyundai オリジナルステッカーを進呈するイベントと、車両への試乗予約者を対象に全国の映画館で上映中の映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の映画鑑賞ペアチケット引換券を進呈するトイベントも併催する。

 

 

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対象試乗拠点:
・Hyundai Customer Experience Center 横浜(神奈川県横浜市港北区北新横浜2丁目2-1)
※引換券を持ってHyundai Customer Experience Center 横浜へ訪問。試乗完了で映画鑑賞ペアチケット(ムビチケ)と引き換える。
※引換券の紛失、当日忘れの場合は引き換えが出来ない。
※試乗対象期間は、2023年6月22日(木)~7月14日(金)。
※同期間を過ぎると、引き換え出来ない。

 

 

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<MOCEAN>
MOCEANカーシェアリングサービスは、必要な時に必要な分だけ、Hyundaiの車両をレンタルできるサービス。
■オープン日:2023年6月23日(金)
■出発返却可能時間:7:00~23:00
■場所:代官山 T-SITE 北側駐車場出入口付近
■車両設置台数:2台(IONIQ 5 Lounge)
※利用にはMOCEANアプリのダウンロードが必要。
サービス詳細は、MOCEANアプリを確認されたい。

 

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<Hyundai Week>
■イベント開催期間:2023年6月22日(木)~ 6月30日(金)
■時間:10:00~20:00
■場所:代官山T-SITE(東京都渋谷区猿楽町16-5)
■展示エリア:
・IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition:2号館1階展示スペース
・IONIQ 5 Lounge AWD:2号館・3号館メインストリート
・IONIQ 6:タクシー乗り場
■イベントページ:https://www.hyundai.com/jp/brand/events-JP1PEM00000000000523

 

 

<イベント概要(1)>
Hyundaiは、各車両展示エリアに訪問いただき、スタンプを4つ集めていただくと、各日先着50名様にHyundai オリジナルステッカーをプレゼントします。

 

■イベント開催期間:2023年6月22日(木)~ 6月30日(金)
■プレゼント:Hyundai オリジナルステッカー ※各日先着50名様
■参加方法:
展示エリアにてスタンプを4つ集める。

・イベント参加には、各展示エリアで配布されている「Hyundai Weekマップ」をお受け取りください。
・各展示エリアに訪問いただくと、スタッフがHyundai Weekマップにスタンプを押します。
・スタンプは、IONIQ 5 Lounge AWD Limited Edition、IONIQ 5 Lounge AWD、IONIQ 6、MOCEANの4つを集めてください。
・MOCEANのスタンプはIONIQ 5 Lounge AWD Limited Editionの展示エリアでスタンプを押します。
・プレゼントのオリジナルステッカーは、 IONIQ 5 Lounge AWD Limited Editionの展示エリアでお受け取りください。

 

参加方法:
(1)Hyundai Mobility Japan への会員登録を行う
会員専用ページ:https://jam.hyundaijapan.com/api/v3/auth/mobile
受付場所:IONIQ 5 Lounge AWD Limited Editionの展示エリア
※会員登録は無料です。
※既に会員登録藻も対象。
※個人情報に関して、利用規約の「マーケティング情報の活用」への同意が条件。

 

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<イベント概要(2)>
Hyundaiは、Hyundai Week期間中、代官山T-SITEで試乗予約いただいた方を対象に、先着50組100名様に映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の映画鑑賞ペアチケット引換券をプレゼントします。

 

イベント開催期間:2023年6月22日(木)~ 6月30日(金)
プレゼント:映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の映画鑑賞ペアチケット引換券(ムビチケ) ※先着50組100名様

 

参加方法:
(2)IONIQ 5 を試乗する(NEXOの試乗も対象)
試乗予約ページ:https://www.hyundai.com/jp/purchase/test-drive/step-01
※試乗予約時に、会員登録が必要。
※下記試乗可能場所での試乗のみ応募可
※運転免許を保有、18歳以上が条件。

 

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モビリティ会社と企画会社の戦略的協業によるデータドリブンの「新しいモビリティライフ」の拡大を日本およびグローバルで展開

 

 

なお両社は先の、〝ZEV(Zero Emission Vehicle:ゼロエミッション・ビークル)時代の共創パートナーとして協業する〟とした基本合意を元に、「新たなモビリティサービスの創出」「ZEV拡大のためのデータマーケティング協業」「グローバルEV体験プラットフォーム開発およびその拡大」の3つの主要協業領域を選定し、各領域で関連協業モデルの本格的展開を進めていく。具体的なテーマは以下の通り。

 

  • 両社の戦略的資産を活用、ZEVライフスタイルの先導や共同サービスの開発
  •  ZEVライフスタイル拡大の3協業領域を選定。6月から一部サービスを開始
  •  新ライフスタイルが実現可能なサービスによる「ZEV文化」の拡大を目指す

 

両社では、「地球環境や気候変動など地球規模で取り組むべき環境課題の一つである「脱炭素社会」の実現に向け、世界的にZEV市場が急拡大する中、生活者においてもクルマに対する新たな価値観が浸透しはじめ、モビリティライフは大きな変革のタイミングを迎えています。

 

そのような中でHyundaiは、〝Progress for Humanity(プログレスフォーヒューマニティ)〟をブランドビジョンに、環境や気候に優しい未来への道を開くため、Hyundaiが提供するクリーンモビリティを新しい移動手段として、すべての人がより持続可能な暮らしを送ることができるライフスタイルを提案しています。

 

一方CCCは、〝カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。〟をミッションに、変化する時代と私たちのライフスタイルに対して、TSUTAYAや蔦屋書店、1.3億人(有効ID数)のビッグデータなどを通じ、〝自分らしさ=My Style〟を持っている人々へ、新しいライフスタイルの提案をし続けることで、ヒトと世の中をより楽しく幸せにする環境=カルチュア・インフラの創出を行っています。

 

HyundaiとCCCは、それぞれのブランドコンセプトとミッションに共通するライフスタイル提案という考え方に共鳴。

 

経済的・社会的・環境的な持続可能性が求められるこれからの新たな時代を見据え、両社の強みを活かした「ZEVを通じた新しいライフスタイル」を日本国内に浸透させていきます。

 

またその先にあるグローバルな展開も視野に入れ、両社の協業を進めていくことを決定いたしました。これにより、両社が大切にするライフスタイル提案と持続可能な社会の実現に向け、より具体的に推進してまいります」と話している。

 

 

上記を前提とした施策は以下3つとなる。

 

新たなモビリティサービスの創出
蔦屋書店やTSUTAYAを訪れる文化への感度や環境意識の高い顧客へ向け、Hyundaiのカーシェアリングサービス「MOCEAN(モーシャン)」を6月23日(金)より代官山T-SITE(東京都渋谷区)にて開始。

 

同サービスでは、HyundaiのEVである「IONIQ 5」および専用充電器をご利用いただけます。なおHyundaiは、2022年から「MOCEAN」を横浜、沖縄で提供する。

 

また今後、CCCが展開するシェアオフィスの機能性とラウンジの居心地のよさを併せ持つ空間「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」の利用顧客へ、プライベートな移動空間として「IONIQ 5」をラウンジのように利用することができる、新しいライフスタイルとしての「モビリティ」×「シェアラウンジ」サービスの実現も共同で検討していく。

 

加えて、CCCが展開するその他の拠点においても「MOCEAN」の拡大を検討していく。両社はサービスを運営する過程で蓄積されるデータを相互で活用し、今後モビリティサービスを持続的に発展させ、モビリティサービスを活用した新事業企画の創出などを共に図っていく。

 

ZEV拡大のためのデータマーケティング協業
HyundaiとCCCは今後、CCCグループが有するビッグデータをもとに、持続可能な生活に興味が高い人や自然環境の保護を心掛けている人。

 

また社会課題を意識して生活を送っている人など、持続可能な新時代を共に築いていくパートナーとなる人をデータベースから導き出し、Hyundaiのブランドコンセプトを元に様々なコミュニケーションを図りつつ、ZEV時代の新しいライフスタイルの提案に向けたデータマーケティングに取り組んでいく。

 

また日本全国の蔦屋書店やTSUTAYAに於いて、ZEVの新しい価値観を体感できるようなオンラインと融合したサービス開発を行っていく。

 

Hyundaiは日本市場において、オンライン販売によるデジタルトランスフォーメーションを加速化させている。今後はCCCが有するデータサイエンス力とライフスタイル企画力を積極的に活用し、より高度に精緻に顧客データを管理しながら濃きゃニーズに沿ったCustomized CX Journeyを提供していく。

 

グローバルEV体験プラットフォーム開発およびその拡大
Hyundaiのグローバルブランド拠点内でEV体験プラットフォームを開発し、グローバル展開を推進していく。

 

例えば、韓国や海外で展開中の「Hyundai Motorstudio」のようなブランド空間の中で、EVの世界観を体験できるコンテンツ提案などを両社で行い、より豊かな空間でのEV体験を、日本を中心に東アジアやASEAN諸国などグローバルに展開していく。

 

 

上記施策を前提にHyundai Motor Companyの張在勲President&CEOは、「モビリティ会社とコンテンツ会社の協業により、様々なな試みを通じて新しい可能性を創出していくことを期待しています。

 

特にお客さまの好みに対する徹底した分析を通じて、新しいライフスタイルを企画するCCCと、Hyundaiが追求するZEVの文化を共に広げ、差別化されたHyundaiのブランドイメージを構築していきます」と述べた。

 

対してCCCの高橋誉則 代表取締役社長兼COOは、「CCCは生活提案企業として、日本のさまざまなライフスタイルの創出に寄与してまいりました。

 

現在、地球環境の変化と生活者の価値観が大きく変わる中、「カーライフ」にもサステナビリティの考え方が浸透し始めています。

 

私たちはHyundaiの理念や価値観に共感し、今回の協業を進めてまいります。これにより、新たなZEVライフスタイルをお客さまへ提案し、お客さまのウェルビーイングな生活を推進しながら、地球規模のゼロエミッションに向けたソーシャルアクションを起こしていきたいと思っています。」と語っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。