本田技研工業(ホンダ)は2月22日、「第40回 大阪モーターサイクルショー2024」、「第51回 東京モーターサイクルショー」、「第3回 名古屋モーターサイクルショー」の出店概要を発表した。
同社ブースでは、市販予定車、市販車、レースマシンといった様々なカテゴリーの二輪車を出展するほか、ライディングウエアの展示や各種サービスの提案など、幅広い層の人に向けた、楽しいモーターサイクルライフが体感できるような内容を展開する。
[主な出展モデル]
1.市販予定車
・CB1000 HORNET(ホーネット)(日本初公開)
新開発のスチール製ツイン・スパー・フレームに直列4気筒エンジンを搭載し、サフロントスペンションに倒立式のショーワ(日立Astemo)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フォーク・ビッグピストン)を、リアにはショーワ製ユニットプロリンク・リアショックを採用。また、小型デュアルLEDヘッドライトを採用し、ワイドな前方部分からニーグリップ部へと細く絞り込まれた形状の燃料タンクからコンパクトなシートへと繋がる特徴的なスタイリングを採用。
・CB650R/CBR650R(日本初公開)
マニュアルトランスミッションのクラッチコントロールを自動制御することにより、ライダーのクラッチレバー操作なしでスムーズな発進・変速・停止を可能としたホンダの先進技術「ホンダ E-Clutch(ホンダ イークラッチ)」をタイプ設定し、両モデル共に5インチフルカラーTFT液晶を採用。
外観については、CB650Rでは、シュラウド形状やリアカウル形状を変更し、ヘッドライトをエアロマネジメントに寄与するデザインとすることで、よりシャープな印象に。CBR650Rでは、デュアルLEDヘッドライトのデザインを変更し、上下カウリングを一新。ホンダのスポーツモデルの最高峰である「CBR1000RR-R FIREBLADE(ファイヤーブレード)」をより想起させるデザインに近づけた。
・GB350 C(日本初公開)
開発コンセプトは、“The Standard Classical Motorcycle(ザ・スタンダード・クラシカル・モーターサイクル)”。フロントからリアにかけてなだらかなプロポーションや前後フェンダーの大型化、大型フロントフォークカバーと専用ヘッドライトカバーの装着に加え、タンク形状やサイドカバー、エンブレム、マフラー等のデザインをよりクラシカルにするなど、「GB350」や「GB350 S」が持つシンプルさに、よりクラシックで重厚な印象を与えるデザインを施した。
・CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission(アフリカツイン・アドベンチャースポーツ・ESデュアルクラッチ・トランスミッション)(日本初公開)
圧縮比、バルブタイミング、吸気ポート、ECUセッティングを変更することで、最大トルクを向上させたエンジンに、発進時および1−2速間の変速をよりリニアな特性としたトランスミッションを組合せたパワートレインを採用。軽快な旋回性に寄与させるためフロントホイール径を19インチとし、ライダーへの走行風軽減に貢献するため、フロントカウル形状を変更している。
2.市販車
Rebel 1100 T(レブル)/CBR1000RR-R FIREBLADE SP/CBR600RR/CBR400R(日本初公開) /NX400(日本初公開)/GB350/GB350 S/CBR250RR/Rebel250/Rebel 250 S Edition/ADV160/グロム/CT125・ハンターカブ/スーパーカブC125/CB125R/ダックス125/EM1 e:
3.コンセプトモデル
・SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)
動力源に、交換式バッテリーの「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック・イー)」2個を採用した二輪電動モビリティのコンセプトモデル。
4.競技用車両
RC213V(2024年FIM(※1)ロードレース世界選手権MotoGPクラス参戦カラー車両)/CBR1000RR-R FIREBLADE(2023年MFJ(※2)全日本ロードレース選手権ST1000クラス参戦車両)/CRF450R(2023年MFJ全日本モトクロス選手権IA1クラス参戦車両)/RTL301RR(2023年MFJ全日本トライアル選手権IASクラス参戦車両)/CR ELECTRIC PROTO(CRエレクトリック・プロト)(※3)(FIM E-Xplorer World Cup参戦車両)
※1)FIM:Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称。
※2)MFJ:Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称。
※3:東京モーターサイクルショーのホンダブースには展示されない。
[各イベントの開催概要]
■第40回 大阪モーターサイクルショー2024
・開催日時:
3月15日(金)10:00~17:00
3月16日(土)10:00~17:00
3月17日(日)10:00~17:00
・開催場所:インテックス大阪 1・2号館、屋外特設会場
・主催:一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
■第51回 東京モーターサイクルショー
・開催日時:
3月22日(金)10:00~13:00(特別公開)/13:00~18:00(一般公開)
3月23日(土)10:00~18:00(一般公開)
3月24日(日)10:00~17:00(一般公開)
・開催場所:東京ビッグサイト 西1・2・3・4ホール、アトリウム、西屋上展示場
・主催:一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
※ 22日(金)11:30より、ホンダブースにてプレスカンファレンスを行い、2024年度のホンダの国内における二輪の取り組みを紹介。
■第3回 名古屋モーターサイクルショー
・開催日時:
4月5日(金)10:00~17:00
4月6日(土)9:00~17:00
4月7日(日)9:00~17:00
・開催場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
・主催:名古屋モーターサイクルショー実行委員会
※各モーターサイクルショーのホンダブースは、ホンダモーターサイクルジャパンにより企画・運営される。展示車両は変更になる場合がある。