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2024年12月20日【イベント】

ホンダ、青山ビル建替・ショールーム休館前のイベント開催

NEXT MOBILITY編集部

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ホンダ青山ビル・外観

honda・ホンダ・ロゴ

本田技研工業(ホンダ)は12月20日、東京都港区南青山に所有する「Honda青山ビル」(以下、青山ビル)の建て替えのため、同ビル1階にある「Hondaウエルカムプラザ青山 」を、来年3月31日を以て休館し、同ビル内での業務を5月に終了。建て替え前の最後のイベントとして、青山ビルに込められたホンダのフィロソフィーを体感する同ビルの建築ツアーと、39年間のHondaウエルカムプラザ青山の歴史を振り返る展示イベントを開催すると発表した。

 

なお、現在の青山ビルは来年度に解体され、2030年度の完成を目標に同地に新たなビルが建設される予定。建て替え期間中、同ビル勤務の従業員は、東京都港区の虎ノ門アルセアタワーおよび埼玉県和光市のHonda和光ビルにて業務を行う予定。また、新たな青山ビルに関する詳細については、今後適宜案内していくとのこと。

 

本社ビル建替への経緯
青山ビルは、当時の国際化や情報化といった時流に対応し、本社機能の充実、効率化を図るため、1985年に2代目の自社ビル本社として建設。同ビルには、ホンダのクルマづくりの考えである安全性や省エネルギー、居住性、操作性、機能優先のデザインが導入されており、一例としてバルコニーには、上部への延焼とガラスの落下を防ぎ歩行者の安全を確保するなど、防災、安全に細心の配慮がなされていると云う。

 

青山ビルのバルコニー。 青山ビルのバルコニー。

 

また、ビルの開館と同時に、社会との調和、コミュニケーションを図る場として、1階に「Hondaウエルカムプラザ青山」を開館し、新製品や技術の展示、各種イベントの開催などを運営。地下3階には35トンのカナダ産ヒバの大樽2つ置かれ、そこに貯水された水を「宗一郎の水」として訪問者にも無料提供、災害時の飲料水としての役割も担ってきた。

 

そんな青山ビルの誕生から39年、社会や産業が急速に変革に向かうなか、将来に亘って人々や社会から〝存在を期待される企業〟であり続けることを目指すホンダは、〝イノベーションを生み出す変革と発信の拠点〟となるグローバル本社機能を構築する必要があると判断。本社ビル建替の決定に至ったと云う。

 

青山ビルの2Fロビーとヒバの大樽。 青山ビルの2Fロビーとヒバの大樽。

 

[建替前イベント・展示の概要]
(1)青山ビル建築ツアー
初代本社ビルであり、2023年に解体された八重洲ビルに込められた創業者の想いとホンダのフィロソフィーを継承した青山ビル。建築を通してビルに込められたそのフィロソフィーを、八重洲ビルの建築ツアーも担当した建築史家の倉方俊輔氏の解説と共に案内する。

 

– 開催日:2025年2月23日(日)
– 開催時間:10:00~11:30/13:00~14:30/15:30~17:00(計3回開催)
– 開催会場:Honda青山ビル(1階Hondaウエルカムプラザ青山に加え、ビル内部も含む)
– 会場住所:〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
– 募集人数:75名を予定(25名×3回。応募多数の場合は抽選)
– 参加料金:無料
– ツアー案内人:建築史家/大阪公立大学教授の倉方俊輔氏
– ツアー応募期間:2025年1月24日(金)~2025年2月9日(日)
– 備考:ツアーおよび申込み方法の詳細は、ホンダの公式サイト を参照

 

(2)ウエルカムプラザ青山での展示
閉館までの3カ月、これまでの歴史を振り返る展示を実施する。1985年から現在までに話題となった製品や、イベントなどのウエルカムプラザ青山でゆかりのある展示を計画している。

 

– 開催日:2025年1月10日(金)~3月31日(月)
– 開催時間:10:00~18:00(他イベントのため、開催時間が異なる日がある)
– 開催会場:Hondaウエルカムプラザ青山
– 会場住所:〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1 Honda青山ビル
– 参加方法:入場自由
– 備考:詳細は、ホンダの公式サイト を参照。

 

 

[建て替え期間中の移転先]
・虎ノ門アルセアタワー(東京都港区虎ノ門二丁目2番3号)
・Honda和光ビル(埼玉県和光市本町8-1)

<現在の青山ビルの概要>
– 施設名:Honda青山ビル
– 所在地:東京都港区南青山2-1-1
– 竣工年月:1985年8月
– 規模:地上17階 地下3階
– 構造:鉄筋コンクリート造
– 延床面積:40,224㎡

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。