ホンダは4月20日、同社初の量産電気自動車(EV)「Honda e(ホンダ イー/以下、ホンダe)」が、ワールド・カー・アワーズ(以下、WCA)が主催する2021年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」において、「ワールド・アーバン・カー」を受賞したと発表した。
ホンダモデルがWCA賞に選出されるのは2009年の「FCXクラリティ」の「ワールド・グリーン・カー」以来12年ぶり、「ワールド・アーバン・カー」受賞は初となる。
ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーは、世界28カ国93名の自動車ジャーナリストの投票により選出される2004年設立の自動車賞。受賞車の発表はこれまで、毎年4月のニューヨーク国際モーター・ショーで行われてきたが、今年は新型コロナウイルスの影響によりショーの開催が8月に延期されたため、4月8日に予定していた表彰式・記者会見が中止され、ニュースリリースでの発表となった。
ホンダeは、同社が提案する都市型コミューターとして、EVの本質を見つめ、柔軟な発想で、未来を見据え、これまでのクルマにはない魅力を追求したモビリティ。
シンプルでモダンなデザインと、モーター+後輪駆動による取り回しの良さに加え、利用者の移動と暮らしをシームレスにつなげる生活のパートナーとなることを目指し、2画面大型タッチパネルモニターの「ワイドスクリーン Honda CONNECTディスプレー」や、ドアミラーに代わる「サイドカメラミラーシステム」の他、AI音声認識と情報提供を行う「Honda パーソナルアシスタント」といった先進のコネクテッド技術等も採用されている。
ホンダはこれからも、人間中心の考え方に基づき、より多くの人にさらなる喜びを提供する商品を生み出していきたいとしている。
<参考>ワールド・カー各賞の受賞車(者)
・ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー賞(本賞)WINNER: Kia Telluride
・ワールド・カー・デザイン賞:Mazda3
・ワールド・アーバン・カー賞:Kia Soul EV
・ワールド・ラグジュアリー賞:Porsche Taycan
・ワールド・パフォーマンス賞:Porsche Taycan
・ワールド・パーソン・オブ・ザ・イヤー賞:Carlos Tavares(PSA CEO)