日野自動車は8月10日、エンジン認証不正問題に関して、会社再生に向けた「3つの改革」を含む抜本的な再発防止策の進捗四半期報告書(3回目)を、同日、国土交通省に提出したと発表した。
エンジン認証不正に於いて国交省からの是正命令を受けた日野では、その再発防止策を「型式指定に係る違反に対する再発防止策の進捗四半期報告書」としてとりまとめ、同省へ提出した上で推進しているが、10日、3回目の進捗四半期報告書(2023年6月末時点の進捗状況)を同省へ提出。
今四半期報告書には、内部統制基本方針の改定やCRO(Chief Risk Officer)の新設、多様性を高めた取締役構成の拡充など、経営改革の一環としてガバナンス機能の強化を図ることなどが盛り込まれた。
事業軸と機能軸のマトリクス組織(上図)、及びプロダクトオーナー(PO)を中心としたクルマづくり(下図)の体制(令和5年6月末時点の型式指定に係る違反に対する再発防止策の進捗四半期報告書より)。
<国土交通省への提出書類>
・型式指定に係る違反に対する再発防止策の進捗四半期報告書