バス・電車・タクシーなどを知り、交通や環境について考える一日
豊橋市は9月17日、愛知県豊橋市の中心街・まちなか広場などでマイカーを使わないライフスタイルを体験するイベント「ええじゃないか豊橋2022カーフリーデー」が開催された。
当日は多くの家族連れが訪れ、イベントを通じて路線バス、タクシーなどの公共交通機関、自転車などの移動手段を身近に感じる機会になった。
この「ええじゃないか豊橋2022カーフリーデー」は、ヨーロッパを中心に社会イベント〝カーフリーデー〟が頻繁に行われている事を踏まえ、豊橋市がこれに倣って、マイカーの代わりに公共交通機関や自転車などでの体験を通して交通や環境について考えるというもの。
豊橋市では、毎年この時期に「クルマをおいてまちに出よう!」と市民らに呼び掛け、街中でイベントを実施している。今年も会場となった市街の中心区域〝まちなか広場〟の開場と共に多くの親子連れ等が来訪した。
催されるイベントは様々だが、豊鉄バス株式会社による「バス乗り方教室」では参加者が実際の車両に乗って改めて正しいバスの乗り型を学ぶ。当日の運行は5回行われ、初回の第1便は満員の30人で出発。広場から豊橋駅前、市役所付近を走行した。
また、まちなか広場南の道路では、駐車しているバスで「なりきり運転士」と題して運転席に座ってハンドルを握る事が出来る恒例の人気イベントが行われた。
同じく広場では、スマートフォンで電車やバスなどの時刻・行き方などを調べ、一日乗車券、特急券を買う「MaaS」アプリが来場者の関心を集めた。
更にJR東海の「運転士・車掌のお仕事紹介」や、バス・電車の運転士が使っていた腕時計など激レアグッズの抽選会。ユニバーサルデザインのタクシー体験や、地域を走るコミュニティバスの乗車体験。
子どもたちが映像を見ながら自転車を漕ぎつつ、自転車のルールを学ぶシミュレーターを使った自転車交通安全教室も開かれた。