明和観光商社(⼀般社団法⼈)のグリーンスローモビリティ「牛車(もうぐる)」が6月16日、G7・伊勢志摩交通大臣会合でデモンストレーション走行用の車両として披露された。
より具体的には同日、賢島宝生苑(同市)での歓迎レセプションに先立ち、各国代表らは遊覧船で英虞湾の景観を愉しみ、桟橋までの移動でグリスロの牛車(もうぐる)が使用された。
このグリスロことグリーンスローモビリティとは、地域が抱える交通課題の解決を目指して、各地域で独自に開発されている低速走行型の低炭素モビリティ(多くは電動車)を指す。
そんな低炭素モビリティを、三重県内で提供する明和観光商社は、当地(明和町)の観光資源や地域資源をベースに〝地域づくり〟〝ふるさと物販〟〝ふるさと納税⽀援〟に取り組む地域DMO&地域商社。
明和観光商社は、昨年度、三重県内初の観光運行のためにグリスロの牛車(もうぐる)を提供。当地の史跡を巡る観光モビリティとしての適性の高さを実証した実績を持つ。
なお、この牛車(もうぐる)は時速19km以下で走り、家庭用電源でも充電できるエコな乗り物で、かつて史跡斎宮に住んだ皇女「斎王」が活用していたされる牛車をイメージさせる名前を付けてデビューさせた。
そんな牛車(もうぐる)は昨年、斎宮歴史博物館から近鉄・斎宮駅間で国指定史跡・斎宮跡を巡るルートで運行。今年度も史跡斎宮跡での観光運行を予定している。
⼀般社団法⼈ 明和観光商社の概要は以下の通り
名称:⼀般社団法⼈明和観光商社(DMO 観光庁登録観光地域づくり法⼈<地域DMO>)
住所:〒515-0321 三重県多気郡明和町斎宮3039-2
設⽴年⽉:平成31年1⽉
代表理事:千⽥ 良仁