EVキッチンカーの製造費用はグリーンコープ組合員の「災害支援カンパ」から
西日本を中心に16の生協で構成されているグリーンコープ共同体は、能登半島地震で被災した旧鵜川小学校の仮設住宅で、EV(電気自動車)キッチンカーによるカフェを4月14日に営業すると発表した(4月12日)。カフェではケーキやホットケーキ、更にジュース、コーヒーを提供する。
能登半島地震の発生から3カ月以上が過ぎた。しかし現在でも7000人以上が避難生活を余儀なくされている。また7000戸で断水が続いている。
避難生活が長期化しするなか、少しでも楽しい気持ちになってもらえないかと、グリーンコープは急遽、EVキッチンカーを製造し、福岡から職員が運搬。なおEVキッチンカーの製造に係る費用はグリーンコープの組合員を中心に寄せられた「災害支援カンパ」から拠出された。
「OUR GREEN」プロジェクトについて
グリーンコープでは「2027年までにグリーンコープが事業で排出する温室効果ガス0」という目標を掲げています。温室効果ガス削減のための一連の取り組みを「OUR GREEN」と銘打ち、今年からさらに強力に推進していく。
例えば「全車両の電気自動車(EV)化」、「二酸化炭素を排出しない電気の利用推進」「国産品の充実による、輸送時に発生する温室効果ガスの削減」「リユース・リサイクルの推進」など。
なお「OUR GREEN」では「組合員と、我慢せず、無理にがんばらなくてもよいカーボンニュートラルに取り組む」ことを目指す。「無理」や「我慢」「がんばり」は長続きするものではないからだ。「OUR GREEN」のロゴ右上が空いているのは、「あなたが加わって、カーボンニュートラルは完成する」という想いが込められている。
開催概要
日時:4月14日(日)11:00~
場所:旧鵜川小学校仮設団地集会所(旧鵜川小学校跡地)
石川県鳳珠郡能登町字鵜川29-1
組織概要
一般社団法人グリーンコープ共同体
福岡市博多区博多駅前一丁目5番1号
代表理事 日高 容子