ゼネラルモーターズ・ジャパンは9月1日、キャデラックがブランド誕生120周年を迎えた(今年8月22日で120周年)ことを記念し、特設サイト「120 YEARS CADILLAC」を本日オープンさせた。( 坂上 賢治 )
1902年、ヘンリー・M・リーランドによって創業されたキャデラックは、アメリカ文化を象徴するアイコンとして、今やラグジュアリーカーのスタンダードを確立。
エンジニアリング・デザイン・イノベーションなど多彩な分野で、常に自動車業界をリードして来た。そこで120周年記念サイトでは、キャデラックの歴史を各年代を代表するモデルやロゴの変遷と共に振り返り、キャデラックが如何にモータリングの可能性を追求し続けているかを現在と過去を対比しながら紹介していく。
実際、今ではごく当たり前のように使われている技術や、機能の多くがキャデラックから誕生したものがあり、少なくとも自動車産業史に於いて、どの時代に於いて最も包括的かつ先進的なドライビングエクスペリエンスを提供してきたブランドであると言えるだろう。
例えば、最初の量産型V型8気筒エンジンからV型16気筒エンジン搭載の量産型乗用車、電動セルフスターターから全自動変速機(フルオートマチックトランスミッション)、ナイトビジョンからスーパークルーズ運転支援技術など、キャデラックは常に最先端の画期的な技術を導入し続けている。
そんな伝説的とも言えるキャデラックでも、特にデザイン面では卓越した実績を残している。その典型は1927年に自動車デザイナー、ハーレー・アールによって設計された最初の車「ラサール」を発表した時から始まっている。
以来、時代を象徴する1959年のエルドラドから、CTS-Vクーペ、ワゴンのような現代の名車まで、愛され、記憶に残るデザインが何十年にも亘って、個々の時代でドライバーの夢を掻き立てて来た。
GMでは「その伝統はキャデラックのデザインと革新の未来を象徴し、キャデラックの輝かしい栄光を称える最高級EV〝セレスティック・ショーカー〟にも受け継がれています」と話す。このセレスティック・ショーカーは、キャデラックブランドの新たなフラッグシップセダンに位置付けられ、GMが開発した第3世代のEVプラットフォームにアルティウムバッテリーを搭載したモダンな旗艦EVセダンだ。
今日、キャデラックのグローバル・バイス・プレジデントのローリー・ハーヴェイ氏は、「120年の時を経て、このアメリカ文化のアイコンブランドをエキサイティングな転換期へと導く事は、とても光栄な事です。キャデラックが新たな電動化の時代へ向かう事で、私たちはテクノロジー、エンジニアリング、デザインの境界を、かつてない規模で押し広げる事が出来るのです」と述べている。
【キャデラック120周年記念サイト「120 YEARS CADILLAC」】
なおGMでは上記のキャデラック120周年サイトに置いて、記念キャンペーンを実施中だ。期間は9月5日(月)~30日(金)まで。具体的には120周年記念サイトで、簡単なクイズに回答・応募者の中から抽選で120名様にオリジナルポケットサーモボトルが進呈される。