福山通運は12月21日、小丸交通財団が12月19日に広島大学「福山通運小丸賑わいパビリオン」において、広島大学PERSADA共同プロジェクトセンター、ダルマプルサダ大学と共催して第5回日本語作文スピーチコンテストを開催したと発表した。今回は、新型コロナウィルス感染症が拡大している状況のなか、日本とインドネシアをつないでの初めてのリモート開催となった。福山通運では、同コンテストに特別協賛している。
今回のコンテストは10大学117名の応募から事前に審査を行い、優秀者10名が「交通」というテーマでスピーチを行った。最優秀賞には「インドネシアでは免許の年齢に達していない子供でもバイクを運転することが常態化しており、自分も親に禁止されていたが友人にバイクの運転を教えてもらった。しかし、事故に遭いかけたことをきっかけに母から安全運転の大切さを教えられ、周りに流されず自分で考えることの重要性を学びました」とスピーチしたブラヴィジャヤ大学のデリア・ボゥディ・カミラさんが選ばれた。
また、コンテストには来賓として在インドネシア日本国大使館の石井正文大使、主催者として広島大学の越智光夫学長、ダルマプルサダ大学のトリ・マジョルコ学長が列席した。
小丸交通財団は、交通安全思想の普及啓発活動を目的として2013年9月9日に創立され、日本では小学校を対象とした交通安全教室の開催や交通事故防止のチラシを配布するなどの街頭活動を行っている。また、海外では日本語の学習成果を発表する機会の提供や日本との文化交流並びに交通安全意識の向上を目的として、日本語作文スピーチコンテストを行っている。