写真は、第2回 FIVA Heritage Hall of Fame Award贈呈式に於ける左から中村史郎氏:FIVA Heritage Hall of Fame Award審査員、岡崎由雄氏:CCCJ(日本クラシックカークラブ)会長、Tiddo Bresters氏:FIVA会長、受賞者 本田宗一郎氏の代理受賞者の本田博俊氏、Peter Edqvist氏:FIVA副会長、清水正喜氏:FIVA Ambassador Asia
四輪車と二輪車のヘリテージ文化を守るべく世界71カ国で活動するFIVA – Federation Internationale Vehicules Anciens (本部:Villa Rey, Strada Val San Martino Sup. 27, 10131 Torino – Italy、会長:Tiddo Bresters)は、自動車の歴史と文化に多大な影響を与えた人物に贈る「FIVA Heritage Hall of Fame Award」に本田宗一郎氏を選出した。
今回で第二回目を迎える2022年度は世界で9名が受賞。その一人として本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏が選ばれた。そこで2月16日に富士モータースポーツミュージアム(静岡県駿東郡小山町大御神645)で当該の贈呈式が執り行われた。
Tiddo FIVA会長よりトロフィーを受け取る本田博俊氏
贈呈式を行ったFIVAは、1966年に設立されたクラッシックカーの保護・文化の保全・プロモーション活動を行う非営利団体。およそ400万人にも上るクラッシックカー愛好家たちを代表する団体でもある。
またFIVAは、ユネスコにより歴史的車両に係る文化的機関として認められ、2017年から協議資格を持っている。ちなみに日本では、CCCJ(クラッシックカークラブオブジャパン)が1978年にFIVAに加盟し、日本を代表するANFとして活動している。
本田博俊氏によるスピーチ
「FIVA Heritage Hall of Fame Award」は、世界中のFIVAクラブメンバーにより推薦された候補者からトリノに拠点を持つ統括委員会によって選考された後、自動車文化に深い知識と見識を備え持つ外部有識者メンバーにより最終的に選ばれる。
本田宗一郎氏は世界的な起業家・発明家であり、世界の五大陸で成功を収め、製品の環境パフォーマンスを根本的に改善するために積極的に投資している企業の創業者である事が受賞の理由となった。その他の8名の受賞者は以下の通り。
Tiddo FIVA会長、岡崎 CCCJ会長よりトロフィーとお花の贈呈を受ける本田博俊氏
・Mr. Evert Louwman: オランダ出身、ローマン博物館館長
・Mrs. Shahrzad Paknyat-Hamedani:イラン出身、活動家
・Mr. Cesare Fiorio:イタリア出身、元レーシングチームマネージャー
・Mrs. Rosemary Smith:アイルランド出身、世界的トップレーサー
・Mr. Luis Spadafora:アルゼンチン出身、自動車博物館創設者
・Mr. Walter Rohrl :ドイツ出身、ラリードライバー
・Mrs. Elisabeth Junek (1900-1994):チェコ出身、レースドライバー
・Mr. Battista Pininfarina(1893-1966):イタリア出身、カロッツェリア・ピニンファニーナ創設者