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2023年2月20日【イベント】

FIVA、第2回ヘリテージ殿堂賞に本田宗一郎氏

坂上 賢治

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写真は、第2回 FIVA Heritage Hall of Fame Award贈呈式に於ける左から中村史郎氏:FIVA Heritage Hall of Fame Award審査員、岡崎由雄氏:CCCJ(日本クラシックカークラブ)会長、Tiddo Bresters氏:FIVA会長、受賞者 本田宗一郎氏の代理受賞者の本田博俊氏、Peter Edqvist氏:FIVA副会長、清水正喜氏:FIVA Ambassador Asia

 

 

四輪車と二輪車のヘリテージ文化を守るべく世界71カ国で活動するFIVA – Federation Internationale Vehicules Anciens (本部:Villa Rey, Strada Val San Martino Sup. 27, 10131 Torino – Italy、会長:Tiddo Bresters)は、自動車の歴史と文化に多大な影響を与えた人物に贈る「FIVA Heritage Hall of Fame Award」に本田宗一郎氏を選出した。

 

今回で第二回目を迎える2022年度は世界で9名が受賞。その一人として本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏が選ばれた。そこで2月16日に富士モータースポーツミュージアム(静岡県駿東郡小山町大御神645)で当該の贈呈式が執り行われた。

 

Tiddo FIVA会長よりトロフィーを受け取る本田博俊氏

 

贈呈式を行ったFIVAは、1966年に設立されたクラッシックカーの保護・文化の保全・プロモーション活動を行う非営利団体。およそ400万人にも上るクラッシックカー愛好家たちを代表する団体でもある。

 

またFIVAは、ユネスコにより歴史的車両に係る文化的機関として認められ、2017年から協議資格を持っている。ちなみに日本では、CCCJ(クラッシックカークラブオブジャパン)が1978年にFIVAに加盟し、日本を代表するANFとして活動している。

 

本田博俊氏によるスピーチ

 

「FIVA Heritage Hall of Fame Award」は、世界中のFIVAクラブメンバーにより推薦された候補者からトリノに拠点を持つ統括委員会によって選考された後、自動車文化に深い知識と見識を備え持つ外部有識者メンバーにより最終的に選ばれる。

 

本田宗一郎氏は世界的な起業家・発明家であり、世界の五大陸で成功を収め、製品の環境パフォーマンスを根本的に改善するために積極的に投資している企業の創業者である事が受賞の理由となった。その他の8名の受賞者は以下の通り。

 

Tiddo FIVA会長、岡崎 CCCJ会長よりトロフィーとお花の贈呈を受ける本田博俊氏

 

・Mr. Evert Louwman: オランダ出身、ローマン博物館館長
・Mrs. Shahrzad Paknyat-Hamedani:イラン出身、活動家
・Mr. Cesare Fiorio:イタリア出身、元レーシングチームマネージャー
・Mrs. Rosemary Smith:アイルランド出身、世界的トップレーサー
・Mr. Luis Spadafora:アルゼンチン出身、自動車博物館創設者
・Mr. Walter Rohrl :ドイツ出身、ラリードライバー
・Mrs. Elisabeth Junek (1900-1994):チェコ出身、レースドライバー
・Mr. Battista Pininfarina(1893-1966):イタリア出身、カロッツェリア・ピニンファニーナ創設者

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。