FIAフォーミュラ・ワン世界選手権・第18戦カタールグランプリの決勝が、10月7日に開催され、本田技研工業(Honda)がチームパートナーを務めるOracle Red Bull Racing(オラクル・レッドブル・レーシング)のマックス・フェルスタッペン選手が2位入賞し、年間ドライバーズチャンピオン3連覇を達成した。
今季のフェルスタッペン選手は、10月8日に行われたカタールグランプリ決勝を含む6戦を残した第5戦マイアミグランプリから第15戦イタリアグランプリまで(第6戦エミリア・ロマーニャグランプリは中止のため除く)の期間に於いて、F1史上最高記録となる10連勝を含む計13勝を挙げてのタイトル獲得となった。
Hondaは今シーズン、オラクル・レッドブル・レーシングと、Scuderia AlphaTauri(スクーデリア・アルファタウリ)のチームパートナーとして、技術支援やマーケティング協力などを行う。
その一環として、ホンダ・レーシング(HRC)が、パワーユニット(PU)のESS(Energy Storage Systemの略。回生された電気エネルギーを保管するためのバッテリーシステム)以外のコンポーネントを製造。
Red Bull Powertrains(レッドブル・パワートレインズ/レッドブル・グループ内でF1向けPUを製造する会社で、現行PUに関してESSの製造と運用を担う)への供給とシーズンを通したPU運用のサポートを行っている。
こうした背景を受けて、ホンダ・レーシングの渡辺康治 代表取締役社長は、「フェルスタッペン選手、ドライバーズチャンピオン3連覇おめでとうございます。
10連勝という前人未到の記録を達成するなど、F1チャンピオンとしてのシーズンを通した圧倒的な『強さ』を見せてもらいました。
初のチャンピオン獲得から2年、『速い』はもちろんのこと、『強い』という言葉がふさわしい、誰もが納得の3連覇だと思います。
この3連覇をHonda/HRCとしてサポートし続けてこれたことを誇りに思うと共に、さらなる高みを目指し、HRCとして引き続き全力でフェルスタッペン選手、そしてオラクル・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリの両チームをサポートしていきます」と述べている。
マックス・フェルスタッペン選手のプロフィールは以下の通り
誕生日:1997年9月30日(26歳)
国籍:オランダ
出身地:ベルギー
身長:181cm
体重:72kg
主な戦績:
2014年:
F3ヨーロッパ選手権 年間3位
2015年:F1世界選手権に史上最年少(17歳166日)でデビュー 年間12位
2016年:F1世界選手権 第5戦スペインGPで史上最年少優勝(18歳228日)年間5位
2017年:F1世界選手権 年間6位
2018年:F1世界選手権 年間4位
2019年:F1世界選手権 第9戦オーストリアGPでHonda F1に2015年のF1復帰後の初勝利をもたらす 年間3位
2020年:F1世界選手権 年間3位
2021年:F1世界選手権 ドライバーズチャンピオン Honda F1に1991年以来30年ぶりのドライバーズチャンピオンをもたらす
2022年:F1世界選手権 ドライバーズチャンピオン
2023年:F1世界選手権 ドライバーズチャンピオン