テーマ事業「いのちを拡げる」への参画を決定へ
デンソーは4月18日、EXPO2025 (2025年日本国際博覧会/略称:大 阪・関西万博)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現する上で重要な取り組みである、テ ーマ事業「シグネチャーパビリオン」の中で、石黒 浩氏(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客 員所長)がテーマ事業プロデューサーとして担当する「いのちの未来」館に、シルバーパートナーとして参画する事を発表した。
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)が達成される社会と日本の国家戦略〝Society5.0〟の実現を目指し、開催準備が 進められている。
デンソーが参画するテーマ事業「いのちを拡げる」は、ロボット研究の世界的権威である石黒氏がプロデューサーとなって「技術と融合することにより、いのちの可能性を拡げる」をコンセプトに掲げ、人間や社会の新たなあり方を創造。「いのちの未来」館としての提案を世界に向けて発信していくもの。
デンソーは、「世界と未来をみつめ、新しい価値の創造を通じて人々の幸福に貢献する」ことを会社の使命と位置付けており、今回の石黒氏や参画企業とのパートナーシップを通じて、これからの社会に於いて「モビリティのあり方」や「人々にとっての移動の意味」がどう変化していくかに向き合い、未来の人々の幸福に繫がる新たな研究テーマや事業の探索を目指すという。
デンソーでは「パビリオンを通じて〝誰もがワクワクする未来〟に触れる機会を提供し、来場する多くの人々にとって未来へのイマジネー ションを拡げるきっかけになる事を願っています。
また今回のパートナーシップを未来に向けた若い力を育てるチャンスと捉え、若手社員を中心にプロジェクトチームを編成しました。
若手社員自らデンソーの技術が、未来にどのように貢献できるかを考え、石黒氏や異業種である参画企業との対話を通じて刺激を受ける事で、成長やモチベーショ ンの向上に繫がる取り組みとしていき、〝いのち輝く未来社会のデザイン〟の実現 に向けて伴走していきます」と話している。