北米向け「シビック ハイブリッド」
本田技研工業(ホンダ)は現地時間1月10日に、自社の北米向け「CIVIC HYBRID(シビック ハイブリッド)」が、「2025 North American Car of the Year(2025北米カー・オブ・ザ・イヤー)」を受賞したことを公式に明らかにした(1月13日15時)。
これは先の現地時間に米国ミシガン州デトロイトで開催された2025 North American Car, Truck and Utility Vehicle of the Year Awardsの受賞式に於いて公表されたもの。
ホンダ及びAcura(アキュラ)ブランドとして北米カー/トラック・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、2023年の「Acura Integra(アキュラ インテグラ)」以来2年ぶり9度目、シビックとしては、北米で11代目となる現行モデルで2度目、通算で4度目の受賞となり、1994年の北米カー・オブ・ザ・イヤー設立以来、同一車種として最多受賞となったという。
なおホンダブランド車が北米カー・トラック・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したのは、ホンダ シビック(2006年、2016年、2022年、2025年)、ホンダ リッジライン(2006年、2017年)、ホンダ アコード(2018年)に続き7回目となる。
2025北米カー・オブ・ザ・イヤーは、2024年に発売されたニューモデルとフルモデルチェンジ車を対象に、米国とカナダの選考委員によって先進性、デザイン、安全性能、走行性能、顧客満足度など、総合的な評価に基づいて選考される。
今回、シビック ハイブリッドは、優れた燃費性能と運転する楽しさを両立したハイブリッドシステムや快適な乗り心地、洗練されたスタイリングなどが評価されて受賞した。
また併せて同社では、2021年6月に米国で発売された11代目となるシビックは、スポーティーなデザインへの刷新、高い操縦安定性や優れた乗り心地の実現、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の全タイプ標準装備などが当地で幅広く受け入れられたと謳っている。
更に2024年7月には、シビック ハイブリッドを追加。日常のさまざまなシーンにおいてモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現する独自の2モーターハイブリッドシステムと、ハイブリッドに合わせて専用設定されたサスペンションチューニングや、ノイズを打ち消すアクティブノイズコントロールとエンジン音を強調するアクティブサウンドコントロールの採用などが、好感されたのではないかと結んでいる。
ちなみに同賞は1994年に開始され、独立系雑誌、テレビ、ラジオ、新聞、業界ウェブサイトに携わる米国とカナダの自動車ジャーナリスト50名が車両を診査した。
この栄冠に浴したホンダオートセールスのジェシカ・ローダーミルク副社長は、「一流の自動車ジャーナリストがホンダ シビック ハイブリッドを2025年北米カー・オブ・ザ・イヤーに選んでくれたことを光栄に思います。
運転が楽しいハイブリッドの電動車は当社の電動化戦略の重要な部分であり、新型シビック ハイブリッドの販売は最終的にシビック販売の約40%を占めることになります」と話している。