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ケータハムの新型EVスポーツ・クーペ・プロジェクトVが国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2025( ドイツデザイン賞2025 )」の「Excellent Product Design( エクセレントプロダクトデザイン )」部門に於いて優秀賞にあたるWinner( ウィナー )を受賞した。
上記「German Design Award」は、1953年に設立されたドイツデザイン評議会( The German Design Council )が主催する国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ。2012年に設立されたアワードで「Excellent Product Deign」と「Excellent Communications Deign」、「Excellent Architecture」の3つの部門で構成され、各カテゴリーで「Gold( 最優秀賞 )」「Winner( 優秀賞 )」「Nominee( ノミネート )」が設けられている。
その選考は、世界各国で開催される他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中からドイツデザイン評議会が自ら参加作品をノミネートするもの。そのためノミネート自体が名誉とされている。
今回、受賞の栄誉に浴した新型EVスポーツ・クーペ・プロジェクト Vはアンソニー・ジャナレリー氏の作品。彼のビジョンはイタルデザインによって実現された。
また、もともとケータハムが手掛けるカーデザインは、1973年にグラハム・ニアンがロータスの創始者コーリン・チャップマンからセブン 製造・販売のための型、デザイン、その他独占権を獲得してクルマづくりを行って以来、常に軽量な2人乗りのスポーツカーにこだわって生産してきた。
そのため、そのクルマづくりは、あくまでシンプルかつミニマルであり、軽量で運転が楽しいという本来の機能のためにデザインされてきた。この哲学はプロジェクトVにも引き継がれている。
今回、受賞にあたりGerman Design Awardの審査員からは、「プロジェクトVのミニマルなデザイン哲学が、クリアでエレガントな表面を生み出している。更に、その卓越したプロポーションと印象的なキャラクターで印象づけている」と評した。
これを受けてアンソニー・ジャナレリー氏は、「はじめに、このような評価を頂きました審査員の皆様、そしてドイツデザイン賞の皆様に感謝申し上げます。私たちのチームは、エクセレント・プロダクト・デザイン部門の受賞者として認められたことを大変光栄に思っています。
プロジェクト V では、この新しいコンセプトの中にケータハムならではの DNA を残したいと考えました。 私たちは、シンプルでミニマルなデザイン哲学をスポーツ・クーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを生み出すことを目的としました。
このデザインが最終選考に残り、業界のデザイン・エキスパートたちから表彰されたことは、私にとってもケータハムにとっても非常に誇らしい瞬間です」と語っている。