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2025年2月18日【イベント】

ケータハムのEVスポーク・クーペ、ドイツデザイン賞を獲得

坂上 賢治

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ケータハムの新型EVスポーツ・クーペ・プロジェクトVが国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「German Design Award 2025( ドイツデザイン賞2025 )」の「Excellent Product Design( エクセレントプロダクトデザイン )」部門に於いて優秀賞にあたるWinner( ウィナー )を受賞した。

 

上記「German Design Award」は、1953年に設立されたドイツデザイン評議会( The German Design Council )が主催する国際的に権威のあるデザイン賞のひとつ。2012年に設立されたアワードで「Excellent Product Deign」と「Excellent Communications Deign」、「Excellent Architecture」の3つの部門で構成され、各カテゴリーで「Gold( 最優秀賞 )」「Winner( 優秀賞 )」「Nominee( ノミネート )」が設けられている。

 

その選考は、世界各国で開催される他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中からドイツデザイン評議会が自ら参加作品をノミネートするもの。そのためノミネート自体が名誉とされている。

 

 

今回、受賞の栄誉に浴した新型EVスポーツ・クーペ・プロジェクト Vはアンソニー・ジャナレリー氏の作品。彼のビジョンはイタルデザインによって実現された。

 

また、もともとケータハムが手掛けるカーデザインは、1973年にグラハム・ニアンがロータスの創始者コーリン・チャップマンからセブン 製造・販売のための型、デザイン、その他独占権を獲得してクルマづくりを行って以来、常に軽量な2人乗りのスポーツカーにこだわって生産してきた。

 

そのため、そのクルマづくりは、あくまでシンプルかつミニマルであり、軽量で運転が楽しいという本来の機能のためにデザインされてきた。この哲学はプロジェクトVにも引き継がれている。

 

今回、受賞にあたりGerman Design Awardの審査員からは、「プロジェクトVのミニマルなデザイン哲学が、クリアでエレガントな表面を生み出している。更に、その卓越したプロポーションと印象的なキャラクターで印象づけている」と評した。

 

 

これを受けてアンソニー・ジャナレリー氏は、「はじめに、このような評価を頂きました審査員の皆様、そしてドイツデザイン賞の皆様に感謝申し上げます。私たちのチームは、エクセレント・プロダクト・デザイン部門の受賞者として認められたことを大変光栄に思っています。

 

プロジェクト V では、この新しいコンセプトの中にケータハムならではの DNA を残したいと考えました。 私たちは、シンプルでミニマルなデザイン哲学をスポーツ・クーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを生み出すことを目的としました。

 

このデザインが最終選考に残り、業界のデザイン・エキスパートたちから表彰されたことは、私にとってもケータハムにとっても非常に誇らしい瞬間です」と語っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。