カンデラは5月26日、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2021 ONLINE」に出展すると発表した。
人とくるまのテクノロジー展は、自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者のための自動車技術の専門展として1992年に始まった、世界に向けて最新技術・製品を発信する自動車技術者のための国内最大の技術展示会。今回は初のオンライン開催となる。
カンデラブースでは、自動車用のHMIデザインと組み込みソフトウェア分野における最新技術を展示する。AI支援による高速なHMI作成を可能にする「CGI Studio」の最新バージョン3.10や「CGI Studio」で作成しルネサス エレクトロニクス社の実機「R-Car M3」を使用したEV(電気自動車)用デジタルメータークラスターを初公開。その他にも、Holistic HMIやAndroid™ベースのソリューションなど、自動車産業向けの革新的なHMIソリューションを多数展示する。
また、インフィニオン テクノロジーズ社やメンター・グラフィックス社などのパートナー企業とのデモも展示するとしている。
■人とくるまのテクノロジー展2021 ONLINE
5月26日(水)〜7月30日(金)
https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/online/
CGI Studio 3.10
「CGI Studio」は、車載向けハイブリッド2D/3Dグラフィカルインターフェイス(HMI/GUI)を作成するカンデラのソフトウェア開発プラットフォーム。最新バージョンの3.10では、日本語版を追加し、チュートリアルなどを拡充した。さらに、リモートレンダリングによりコンテンツをどこでも共有することができる「Candera LINK」やスマートフォン並みの美しい文字を描き出せるMonotype社のMonotype Spark™を実装している。
Smart Importer
「CGI Studio 3.10」の機能である、AIベースの「Smart Importer」は、インポートしたUIアートワークの各エレメントに自動的に機能を追加することが可能となる。Adobe® Photoshopや、SketchやAxure® RPなどでデザインしたUIアートワークを「CGI Studio」にインポートすることで、プログラミングをすることなく、フル機能を備えたHMIを作成することができる。