公益社団法人自動車技術会は6月3日、2021年 春季大会をオンラインで2021年5月26日(水)~5月28日(金)の3日間にわたり開催したと発表した。
録画配信となったOpening Speechでは、寺師会長が未来のモビリティ技術に貢献する学術団体をイメージした新しいロゴマークとVision、Mission、Statementを公表。
自動車技術者・研究者が最新の研究成果を発表する「学術講演会」は、359講演の発表が行われた。
オンラインで開催するのは、2020年秋季大会から2度目となり聴講者数は、2020年秋季大会の3,408名を上回り4,035名となった。
また大会期間中、「VISION-Sプロジェクト:ソニーのモビリティに対する取り組み」と題したKeynote Addressの動画を録画配信。大会2日目から3日目には、学生ポスターセッションとして大学生・大学院生による研究の発表をLIVE配信で実施した。
– 春季大会 Webサイト
http://www.jsae.or.jp/2021haru/
– 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBiCTrI4NxABhpit_5qA9rA
■参加者数
学術講演会聴講※無料イベントも参加可能:4,035名
無料イベント参加(Keynote Address、学生ポスターセッション):837名
合計:4,872名
■Opening Speech(録画配信)
寺師会長は、加速する技術革新にタイムリーに対応し、様々な分野との連携を拡大する新しいステージに踏み出すため、会のルーツである設立の主旨を尊重しつつ、未来に向けた新しい存在意義を再定義し、その思いを会のVision, Mission, Statementにまとめたと語った。
■Keynote Address(録画配信)
「VISION-Sプロジェクト:ソニーのモビリティに対する取り組み」と題して、CES2020にて初披露したソニーのあらたなるコーポレートプロジェクト ”VISION-S”について、そのモビリティの進化に対するソニーの考え方や取り組み、また第一弾となるプロトタイプ車両の概要、開発秘話、今後のチャレンジなど、ソニーが挑むクルマづくりについて紹介した。
– 講演者
川西 泉氏(ソニーグループ株式会社 執行役員 AIロボティクスビジネス担当)
■学生ポスターセッション(LIVE配信)
会期2日目、3日目に大学生、大学院生40名による研究成果の発表として学生ポスターセッションを実施。両日ともに、16:00からは学生とスポンサー企業との交流会をオンラインで実施し活発な意見交換により技術交流を深めた。