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2022年10月6日【イベント】

007映画のディフェンダー、35万2800ポンドで落札

坂上 賢治

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ジェームズ・ボンド映画60周年を記念した公式チャリティオークションに出品

 

ジャガーランドローバージャパンは10月6日、ジェームズ・ボンド映画60周年を記念した公式チャリティオークション( 英オークションハウスのクリスティーズ )に、〝007/ノー・タイム・トゥ・ダイ〟で提供したディフェンダーのスタントカーを出品。この結果、35万2800ポンド( 約5705万円/記事掲載時レート )の総落札額で慈善活動の収益に貢献したと発表した。( 坂上 賢治 )

 

 

同車は〝007/ノー・タイム・トゥ・ダイ〟のオールテレイン・アクションシーンに登場。クリスティーズのオークション会場では、この特別にカスタマイズされた「ディフェンダー110のスタントカー」に入札が殺到して18万900ポンド(約3058万円)で落札された。

 

 

その収益は、英国赤十字社によって重要な人道支援活動に使用される予定だ。この出品車両は、映画撮影中に使用された10台のディフェンダーのうちの1台で、特別な車両識別番号〝VIN 007〟が付けられている。

 

また007/ノー・タイム・トゥ・ダイに登場したディフェンダーを想起させるもう1台のディフェンダー「110 V8 BOND EDITION」は、絶滅危惧種の保護・生物多様性の保全および地域コミュニティの活性化を目的にアフリカ全土で活動する自然保護慈善団体「Tusk」を支援するためにSVビスポークが製作。こちらは16万3800ポンド( 約2650万円 )で落札された。

 

 

ちなみに全世界で販売した「BOND EDITION」は300台だったのだが、今回出品したモデルはインストルメントパネルのエンドキャップに特別な「60 Years of Bond」のロゴを採用した英国仕様となっている。

 

 

更にカーチェイスシーンで登場したジャガーXFは、映画に使用された2台のうちの1台で、南イタリア・マテーラの曲がりくねった道での追跡シーンで使用されたものだが3万7800ポンド( 約611万円 )で落札された。

 

なお今回出品された製品は、自動車だけでなく服装品など多岐に亘り、例えばオメガ「シーマスター ダイバー300Mの007 EDITION」は22万6800ポンド( 約3667万円 )に。「アストンマーティン レプリカDB5」のスタントカーは2,922,000ポンド( 約4億7250万円 )で落札されている。

 

 

これらスタントカーの出品にあたってジャガー・ランドローバーのビークル・プログラム担当エグゼクティブ・ディレクターのニック・コリンズ氏は、「今回の出品を通じて、私たちの慈善活動のパートナーを支援出来る事を光栄に思います。出品したモデルはいずれも特別なモデルであり、熱心なバイヤーにとっては、かなり魅力的に映る事でしょう」と出品前に落札額へ対して期待を表していた。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。