ロボットや自動運転技術をコアとする製品・サービスを提供するZMPは、4月11日、AIの開発者と利用者をつなぐAIマーケットプレイス「RDP AI」のベータ版の提供を、同日より開始すると発表した。
なお、「RDP AI(ベータ版)」の利用料金は無料。提供期間は4月11日より3カ月を予定。マーケットプレイスによる課金、モデル利用起動時間等、一部機能に制限があるとのこと。
昨今、AIのモデル開発では、必要なデータセットやMLopsソフトウェアといった便利なツールが整うなど、技術革新が進展。一方で、企業やアプリケーション開発者にとっては、人員不足や高い学習コストが課題となり、その活用が上手くできていないと云う。
「RDP AI」は、AIの開発者と利用者をつなぎ、誰もが簡単にAIを活用できる環境を構築することを目指すAIマーケットプレイス。開発者は、AIモデルを簡単にデプロイ、API化することで、開発モデルを世界中の利用者に届けることが可能。またAIの活用を考えている企業や利用者は、必要なAIモデルを選択し、APIを通じて利用することができると云う。
ZMPは、同社自動運転開発で構築してきたAI機能群をはじめ、「RDP AI」を通じてAIの技術革新に貢献していくとしている。
[RDP AI(ベータ版)について]
– 期間:2022年4月11日より3ヶ月を予定
– 利用料金:無料
– 提供モデル:物体検出、写真修復、群衆密度測定、音声処理等
– ユーザー登録:審査あり
– 機能制限:
一部機能(マーケットプレイスによる課金、モデル利用起動時間等)に制限あり。また現在、サイトの表示は英語のみ。
※以上仕様は、予告なく変更になる場合がある。
<主な機能>
■AIモデル開発者向け
・デプロイ:コマンド1つでモデルをデプロイ。
・API:モデルのホスティングとAPI生成。
・フォーマット対応:主要フォーマット(画像・動画・音声・テキスト)に対応。
・収益化:ユーザーによるAPI利用に応じて収益を獲得(*ベータ版では未提供)。
■利用者向け
・モデル選択:開発者や精度レベルなどのデータ開示。
・GUIアプリケーション:各AI機能ごとに用意されるGUIアプリケーション。
・API:コード1行でアプリケーションやサービスにAIを追加。
・リクエスト:利用したいモデルのリクエスト。
■RDP AI(ベータ版):https://ai.robodataplatform.com/