ゼンリンデータコムは、3次元位置推定を行う画像認識技術(SLAM:Simultaneous Localization and Mapping ※1)の研究・開発を行う、英・Kudanの日本法人と、業務・資本提携した。
両社は、業務・資本提携により、ゼンリンデータコムが持つナビゲーションや屋内外動態管理などのソリューションと、Kudanが独自に提供するアルゴリズムの「KudanSLAM(※2)」を組み合わせ、相互補完的に事業拡大を目指す。
KudanSLAMの利用で、ゼンリンデータコムは、GPSやビーコンなどを使わずにカメラなどの画像で、自己位置を、より高精度で瞬時に把握することが可能に。その誤差は、対象物との距離が10メートルの場合、数センチメートル程だと云う。
ゼンリンデータコムはこれにより、屋外・屋内に関わらず、位置に基づいた情報提供や作業指示などが、より正確に行えるようになるとしている。
一方、Kudanは、地図及び位置情報のソリューション分野で事業を拡大するとのことだ。
※1)SLAM(Simultaneous Localization and Mapping):
デバイスが空間・立体把握をする技術の一つで、ロボットの自律制御、ナビゲーション、モバイル端末による仮想現実(AR)の実現に必要な3次元位置推定を行う画像認識技術。
※2)KudanSLAM:
Kudanの独自技術で、様々なハードやセンサとの柔軟な統合が可能。ARやVR、自動運転、ドローン、ロボティクス、IoTデバイスへの3次元位置情報を提供する。
■Kudan株式会社:https://www.kudan.eu/japan/
■Kudan(英語):https://www.kudan.eu/