ヤマハ発動機は1月25日、米国でゴルフカー販売を行う連結子会社のYamaha Golf-Car (ヤマハ・ゴルフカー/以下、YGC)が、フロリダ州で開催中のゴルフ業界最大級イベント「PGAショー 」にて、水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプトモデル「DRIVE H2(ドライブ・エイチツー)」を世界初公開したと発表した。
DRIVE H2は、米国を中心に世界各地で販売されている4人乗りゴルフカー「DRIVE2 CONCIERGE4」をベースに、YGCが開発。水素エンジンと気体用高圧水素タンク2本(各25L)を運転席下と後部座席背面に搭載するゴルフカーのコンセプトモデル。
ヤマハ発動機では、従来の知見と脱炭素を両立できる可能性を秘めた技術として、水素エンジンに注目し、その研究・開発を推進。自身でもこれまでに、発電機やROVなど、水素エンジンを搭載するコンセプトモデルを発表している。
同社は、今回のイベント出展により、グループの脱炭素実現に向けた新たな挑戦を世界に発信していきたいとしている。
※)PGAショー:全米プロゴルフ協会が主催。ビジネス関係者を対象に、毎年1月に開催される世界各国のゴルフビジネスに携わる商品や情報が一堂に会する業界最大級の祭典。今年の開催期間は1月24日~26日。