完全自動運転に向け、LLMを含むマルチモーダルモデル開発を加速
完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuring(チューリング)は9月4日、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)の「AWS LLM開発支援プログラム」に採択されたことを発表した。
同社によると、今回採択された理由は、チューリングが目指す完全自動運転車の開発が大規模言語モデル(LLM)との関係性が深いことが背景になったという。
というのは、チューリングとして完全自動運転を実現させるには、人間と同等以上に現実世界を理解した自動運転AIが必要であると考えているためで、それゆえ同社は言語を通じて極めて高いレベルで現実世界を認知・理解しているLLMを含むマルチモーダルモデルの開発を進めているため。
なおAWS LLM開発支援プログラムとは、AWSジャパンがLLMの開発を行う日本に法人または拠点を持つ企業・団体のうち、最大10社を選定して支援するもの。
具体的には、LLM開発を行うための計算機リソース確保に関するガイダンス、AWS 上でのLLM事前学習に関わる技術的なメンタリング、LLM事前学習用クレジット及びビジネス支援等のサポートをが提供されることになるとしている。
チューリングの概要は以下の通り
社名:Turing株式会社(チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1