豊田通商は8月16日、東邦ガスと中部地区におけるカーボンニュートラルを推進するための相互補完的なパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。
日本政府は、温室効果ガス(以下「GHG」)を2030年までに2013年比46%削減、2050年までにカーボンニュートラルを実現することを表明し、骨太の方針の中で、成長を生み出す原動力として、グリーン社会の実現を掲げて、さまざまな政策を推進している。
豊田通商は、2021年4月に、全社横断組織となるカーボンニュートラル推進タスクフォースを設立し、また7月には、脱炭素社会実現に向けた定量目標として、GHGを2030年に2019年比50%削減、2050年には実質カーボンニュートラルを実現する目標を公表した。
このような背景のもと、豊田通商と東邦ガスは、双方が有する経営資源やノウハウを活用することで、中部地区のカーボンニュートラル化に貢献するための協業を開始する。今回の東邦ガスとの協業では、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、顧客のカーボンニュートラル化に向けたニーズ把握や産業・モビリティへの水素やバイオガスなどの利用拡大を通じて、カーボンニュートラルに資するガスエネルギーのバリューチェーンの構築を共同で推進する予定だ。