オープンソース環境下で自動運転ソフトウェアの開発を進めるティアフォーは12月11日、深層学習を用いたソリューション開発を手掛けるProxima Technology(プロキシマテクノロジー/東京都荒川区、代表取締役: 深津卓弥)は、自動運転向けのAIソリューション開発でアライアンスを強化させることで合意した。
両社は、ティアフォーの自動運転ソフトウエア「Autoware」を開発・普及させる上で必要となる様々な技術開発に対し、長期的な協力体制を構築する。具体的には双方の強みを持ち寄り、⾃動運転向け適応的制御系AI開発を加速させる構え。
これを介して⾞体形状・天候・路⾯状況などの環境変化に柔軟に適応できる自動運転ソフトウエアを実現させることで、現段階の実験段階から、実用の目処が一向に見えてこない自動運転車の本格的な社会参加を加速化させる考え。
その鍵は、SLAM技術(DVF SLAMによる3次元再構成)(Simultaneous Localization and Mapping)などがある。これはRidarやステレオカメラ、単眼カメラなど様々なセンサーから得られるデータを基に得られる「自己位置推定」と「地図作成」を同時に行う技術であり、特に画像ベースのvisual SLAM技術には、各方面から注目が集まっている。