スズキは7月23日、エムスクエア・ラボ (以下、M2)が実施した第三者割当増資を通じて、同社への出資を行ったと発表した。M2は、農業シンク&アクションタンクとして、農業ロボット・システムの研究開発、販売事業を行う静岡県牧之原市の会社。
両社は、スズキの「電動モビリティベースユニット」を使用した、農業の課題解決に寄与するマルチワーク可能なロボット台車「Mobile Mover(モバイルムーバー)」の車両開発や走行試験などに共同で取り組んできたが、今回、M2がこれまでの農業に於ける取組みを統合し、持続可能な農業と地域経済を実現する新たな事業にチャレンジするに当たって、同社の事業を支援するために出資。
今後は、スズキのモビリティ開発のノウハウと、M2の農業や地域に於ける課題解決のノウハウを組み合わせて、地域経済の発展に寄与する取組みを進めていくと云う。
スズキのマルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」。
<M2の会社概要>
– 会社名:株式会社エムスクエア・ラボ
– 本社所在地:静岡県牧之原市布引原1076-2
– 役員:
・代表取締役CEO 加藤百合子
・取締役CTO 安河内竜二
・取締役 青山市三
・監査役 尾崎貴章
– 設立:2009年10月
– 資本金:4,050万円
– 株主:
・加藤百合子、鈴与、エスエスケイフーズ、さの萬(代表取締役 佐野佳治)、日本戦略投資(SMBCアグリファンド)、豊田肥料、ファインビューテ、他個人
– 事業内容:
・農業シンク&アクションタンク
・農業ロボット・システムの研究開発、販売
– 従業員数:20人(うち研究開発部門11人)
– グループ会社:
・子会社:株式会社ベジラボ(農地所有適格法人)
・関連会社:やさいバス株式会社、グローカルデザインスクール株式会社
– 本社・拠点:
・本社:静岡県牧之原市布引原1076-2
・開発拠点:静岡県袋井市内に開設予定
・指定管理:和泉市アグリセンター(大阪府和泉市下宮町74-2)
スズキは、人々の暮らしに寄り添い、地域社会をより豊かにしていきたいという想いの下、顧客の困りごと解決に向けたサポート活動に取り組んでいくとしている。