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2024年7月23日【テクノロジー】

スズキ、農業ロボ開発のエムスクエア・ラボに出資

NEXT MOBILITY編集部

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エムスクエア・ラボ・HP。

スズキ+エムスクエア・ラボ・ロゴ。

スズキは7月23日、エムスクエア・ラボ (以下、M2)が実施した第三者割当増資を通じて、同社への出資を行ったと発表した。M2は、農業シンク&アクションタンクとして、農業ロボット・システムの研究開発、販売事業を行う静岡県牧之原市の会社。

 

両社は、スズキの「電動モビリティベースユニット」を使用した、農業の課題解決に寄与するマルチワーク可能なロボット台車「Mobile Mover(モバイルムーバー)」の車両開発や走行試験などに共同で取り組んできたが、今回、M2がこれまでの農業に於ける取組みを統合し、持続可能な農業と地域経済を実現する新たな事業にチャレンジするに当たって、同社の事業を支援するために出資。

 

今後は、スズキのモビリティ開発のノウハウと、M2の農業や地域に於ける課題解決のノウハウを組み合わせて、地域経済の発展に寄与する取組みを進めていくと云う。

 

スズキのマルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」。

スズキのマルチワーク可能なロボット台車「モバイルムーバー」。

 

<M2の会社概要>

– 会社名:株式会社エムスクエア・ラボ
– 本社所在地:静岡県牧之原市布引原1076-2
– 役員:

・代表取締役CEO 加藤百合子
・取締役CTO 安河内竜二
・取締役 青山市三
・監査役 尾崎貴章

– 設立:2009年10月
– 資本金:4,050万円
– 株主:

・加藤百合子、鈴与、エスエスケイフーズ、さの萬(代表取締役 佐野佳治)、日本戦略投資(SMBCアグリファンド)、豊田肥料、ファインビューテ、他個人

– 事業内容:

・農業シンク&アクションタンク
・農業ロボット・システムの研究開発、販売

– 従業員数:20人(うち研究開発部門11人)

– グループ会社:

・子会社:株式会社ベジラボ(農地所有適格法人)
・関連会社:やさいバス株式会社、グローカルデザインスクール株式会社

– 本社・拠点:

・本社:静岡県牧之原市布引原1076-2
・開発拠点:静岡県袋井市内に開設予定
・指定管理:和泉市アグリセンター(大阪府和泉市下宮町74-2)

 

スズキは、人々の暮らしに寄り添い、地域社会をより豊かにしていきたいという想いの下、顧客の困りごと解決に向けたサポート活動に取り組んでいくとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。