住友ゴム工業とデロイト トーマツ グループ( DTTL/Deloitte Touche Tohmatsu Limited )傘下のデロイト トーマツ サイバー合同会社( DTCY/東京都千代田区、代表執行者 桐原 祐一郎 )は1月19日、サイバーセキュリティ領域で包括的な協業契約を締結したと発表した。
今後、両社はサイバーセキュリティの向上を住友ゴムのグローバル拠点・子会社を含め、全社規模で行い、サイバーセキュリティ機能の安定的な運用と人材育成モデルの構築を目指す。両社は「常に変化し続けるサイバーセキュリティ環境に於いて安全な事業運営を達成するためには、社会全体で取り組んでいく必要がある」という認識の下、双方が持つビジネス並びにセキュリティ領域での実績に基づく知見を活用しながら、社会への還元も見据えたサイバーセキュリティの強化に協力して取り組んでいく。
より具体的には両社は、住友ゴムの〝IT( Information Technology/情報技術 )、OT( Operational Technology/制御・運用技術 )、製品&サービス〟が示す3領域のサイバーセキュリティ機能について、デロイト トーマツ サイバーアカデミー等を活用した人材育成も含め、戦略から実行までの異なる段階をグローバルで統合的に向上していく構えだという。
住友ゴム工業・取締役・常務執行役員の國安恭彰氏は、「住友ゴムは、グループ企業を含め世界中に多くの製造現場を有しています。
最先端のデジタル技術を活用したDXを推進しており、国内外の工場・サプライヤーとネットワークでつながるスマートファクトリーの加速を見込んでいます。
本協業により、海外を含めた全社的かつ各セキュリティ領域での対策を進化し、セキュアなデジタル活用を進めていきます」と語っている。
対してデロイトトーマツ グループ代表執行者の桐原祐一郎氏は、「ランサムウェアなどサイバー攻撃の脅威が増大しており、サイバーセキュリティは企業の経営課題になっています。
DTCYは、これまで官・民双方に対して多数のサービスを提供してきました。この知見をベースに、本協業では、より幅広い組織のセキュティ機能を統合的に担い、住友ゴムグループのサイバーセキュリティに関する責任ある対応を支援していきます」と話している。
デロイト トーマツ サイバー合同会社
本社:東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング
代表:代表執行者 桐原 祐一郎
設立年月:2019年4月1日