STマイクロエレクトロニクス(以下「ST」)は7月27日、製品ファミリ「STPOWER」のLDMOSトランジスタに、商用・産業アプリケーションのRFパワー・アンプ(PA)向けに最適化された3つの製品シリーズを追加したと発表した。
STPOWER LDMOSトランジスタは、高効率と低熱抵抗を特徴とし、高いRFパワーに対応したパッケージで提供されている。STによれば、短い伝導チャネル長と高いブレークダウン電圧を兼ね備えているため、低消費電力・高信頼性・高コスト効率のソリューションを実現する。
– IDCHシリーズ(出力: 8W〜300W)
最大4GHzのISM(産業/科学/医療)バンド、衛星通信、航空電子機器、およびレーダーが対象
– IDDEシリーズ(出力: 10W〜700W)
商用/産業/科学分野における最大1.5GHzの広帯域アプリケーションが対象
– IDEVシリーズ
最大250MHzのISMバンド・アプリケーション(高出力CO2レーザー、プラズマ・ジェネレータ、およびMRIシステムの駆動など)と最大1.5GHzの航空電子機器およびレーダーが対象
STは、3シリーズ全体で合計30品種の新しいSTPOWER RF LDMOSトランジスタを追加した。これらの新製品はさまざまな業界標準パッケージで提供され、参考サンプル価格は約15ドル~約100ドルとなる。