ヤマハ発動機は12月17日、リュードヴァン社(長野県東御市祢津)のブドウ畑において、開発中のUGV(Unmanned Ground Vehicle:無人走行車両/※)を使った収穫および運搬作業の自動化を想定した試験を実施し、その様子をyoutube公式チャンネルで公開した。
先進国における農業は、慢性的な労働人口不足から、省力化・自動化が切望される分野の一つになっている。
ロボティクス技術を応用し、農業分野における自動化ソリューションの提供を目指すヤマハ発動機は、多彩な動きを得意とする垂直多関節ロボットと農業用UGVを組み合わせ、人の手で行われているブドウの収穫作業の自動化実証を進めており、これまで、静岡県浜松市での農業用UGV走行試験や、他の都道府県の圃場での走行試験、収穫のための実証実験を重ねてきた。
今回の動画は、リュードヴァン社の協力の下、ブドウ自動収穫の機能・性能検証を実施した試験風景をまとめたものとなる。
ヤマハ発動機は、今後も多種多様な圃場でのUGV性能評価ならびに自動化・自律化技術の評価・知見の獲得を重ねつつ、パートナーシップの輪の拡大・強化を図り、国内外におけるスマート農業の実現を目指すとしている。
[リュードヴァン社の概要]
会社名:株式会社リュードヴァン
代表者:代表取締役 小山英明
所在地:〒389-0506 長野県東御市祢津
主な事業:葡萄栽培、ワイン醸造、販売
HP:https://ruedevin.jp
[問い合わせ先]
ヤマハ発動機 先進技術本部 FSR開発部 事業企画グループ
電話:0538-32-9778