DEAを搭載する「MAZDA CX-60」
マツダは3月23日、第55回市村賞(主催:公益財団法人市村清新技術財団)で、同社の先進安全技術「ドライバー異常時対応システム( DEA / Driver Emergency Assist )」が「市村産業賞 功績賞」を受賞したと発表した。
市村賞は、科学技術の進歩や産業の発展に貢献した技術開発者を表彰するもので、同団体による贈呈式は、4月17日に帝国ホテル東京( 東京都千代田区 )で行われる予定。
今回、マツダが受賞した「市村産業賞 功績賞」は、優れた国産技術を開発する事で、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者を対象としており、受賞対象開発テーマであるドライバー異常時対応システムは、クルマが運転者の体調を見守り、安全を支える技術となっている。
マツダは、このDEAで事故を誘発したドライバーの発作や疾患の症例を即座に分析。人体や脳のメカニズムを理解・モデル化する事で意識喪失などの体調変化を高精度に検知する事が出来るシステム。
これにより、一般道でも迅速なドライバー異常の自動検知から車両の減速停止。並びにヘルプネット自動接続による緊急通報を行う事で、早期のドライバー救命を行う他。周囲の歩行者や車両への被害軽減を図るとしている。
マツダは、同システムを先進安全技術として、昨年発売したクロスオーバーSUV「MAZDA CX-60」の国内向けモデルに採用。同システムに関する最新の国連協定規則に国内で初めて対応した。
受賞概要
名称:市村産業賞 功績賞
テーマ:「運転者の体調を見守り安全を支えるドライバー異常時対応システム」
受賞者:以下3名が代表として受賞。
栃岡 孝宏(とちおか たかひろ)
中島 康宏(なかしま やすひろ)
岡野 英紀(おかの ひでき)