地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる事をビジョンに中部圏に於けるドローンエコシステムの構築を目指すプロドローン(PRODRONE)は4月20日、自動車部品の開発・製造を主たる事業とするジェイテクト(JTEKT)を引受先とする第三者割当増資を実施した。
両社は、2023年2月に技術協力を開始して以来両社は協力関係を深めて来たが、今出資によりPRODRONEは「空飛ぶ軽トラ」をはじめ、社会課題を解決する産業用ドローンの開発をより一層推進する構えだ。
ちなみにみの「空飛ぶ軽トラ」は、現在開発中の50kg搭載して50km飛行するドローンを指すもの。
PRODRONEの戸谷俊介代表取締役社長は、「JTEKTとは2023年2月に技術協力を開始して以来、協業を進めています。
同じ愛知県に本社を持ち、自動車の制御技術で世界トップクラスの技術力を持つ同社から出資を受けた事で、ますます技術的協業を深めて参ります。
今後は、JTEKTの最先端技術を搭載した次世代の大型ドローン『空飛ぶ軽トラ』の開発を進めていきます。
PRODRONEは平時の物流に加え、南海トラフ地震などの災害時緊急物流インフラを担う『空飛ぶ軽トラ』開発を進めています。今後も産業用ドローンで、社会課題・地域課題解決への貢献を目指します」と語っている。
一方、資本参加を果たしたジェイテクトでは、「南海トラフ巨大地震などの災害リスクに対し、プロドローンは緊急時の物流インフラを担う〝空飛ぶ軽トラ〟などのプロジェクトを進めています。
ジェイテクトはその経営姿勢に共鳴し、従前より電源関連技術の提供など協業を進めてまいりました。
協業を通して関係性を深める中で、製品やサービスをやりとりする〝お客様とサプライヤー〟の関係に留まらず、共に社会課題を解決するパートナーとしての価値をプロドローンに見いだし、今回の出資に至りました」と話している。