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2020年12月16日【テクノロジー】

パナソニックと国循、院内の追従モビリティ研究開始

NEXT MOBILITY編集部

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パナソニックと国立循環器病研究センター(国循)は12月16日、「ロボティックモビリティ PiiMo(※1)」を活用した、病院内移動支援の有効性を検証する共同研究を開始した。

パナソニックでは、要介護・高齢者の増加により検査・診察・リハビリなどの患者移送に看護師の多くの時間が費やされていること、また医療現場における深刻な人手不足を解決し、医療従事者の働き方改革を進めるためにも、ロボットによる患者移送の実用化が欠かせないと考えていると云う。

 

一方、大型病院の国循では、受診受付から診察室、X 線、CT・MRI などの画像検査、血液検査など複数個所の移動で、延べ数kmもの移動が生じることもあることから、患者および介助を行う家族、看護師などの大きな負担に。

 

両者は、健康、多世代居住、地域共生をテーマとしたスマートシティプロジェクト「Suita SST(※2)」を契機に、様々な分野における協業や連携を検討してきたが、今回、病院内の外来患者や入院患者の移動にパナソニック製「ロボティックモビリティ PiiMo」を、12月16日から来年の1月31日(うち4週間程度)の期間試用し、移動支援機能(安全停止機能、追従走行機能)の有効性を検証する。

 

パナソニックは今後、高齢者や障害者の病院内での移動支援を可能とし、移動困難な人が快適に受診できる病院環境を実現。また、外来や入院患者が多数移動し、高度な安全性が要求される環境である病院内へのモビリティや様々なロボット技術の導入でより安全に移動できることを実証し、社会実装に向けて大きく前進させたいとしている。

 

 

国循とパナソニックは、共同研究を通じて、移動が困難な人が快適に受診できる病院環境づくりと、高度な安全性を要求される病院内でのロボティクス技術の活用を拡大し、ロボティクス社会の実現に貢献していきたいとしている。

 

※1:(パナソニック)追従型ロボティックモビリティ PiiMo の販売を開始(10月27日リリース):https://news.panasonic.com/jp/press/data/2020/10/jn201027-1/jn201027-1.html
※2:(パナソニック)Suita SST:https://suitasst.com/JP/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。