NTTドコモは、産学連携プログラムのStanford Data Science Initiative(SDSI ※1)に参加したことを、6月8日に発表した。
同社データサイエンティストをSDSIに短期滞在させ、課題解決に向けてのアドバイスを得ながら、データ分析に取り組むと云う。
2014年に設立のSDSIは、データサイエンス、ビッグデータに関わるスタンフォード大学工学系研究科と企業との連携を支援。参加企業はSDSIと共同研究プロジェクトの立ち上げ、訪問研究員の派遣、カンファレンスやワークショップの開催を通じての連携が可能となる。
SDSIと共同で取り組むテーマは、顧客から利用許諾を得たサービスのWEBとリアルの行動データを活用した行動予測技術や、顧客に必要とされる情報の選別を行うレコメンデーション技術、ビジネスオペレーションを最適化する技術(強化学習)などを予定。
また、双方で興味のあるプロジェクトについては学生も参加する共同研究プロジェクトとして立ち上げるとのことだ。
ドコモは、2018年5月から、携帯電話の契約者に代えて、dポイントクラブの会員基盤を軸とした事業運営を推進する(※2)デジタルマーケティングで、顧客への価値提供を強化。今後も最先端のデジタルマーケティングの強化を通じて、新しい価値や感動を提供し続けられる企業をめざし、取り組んでいくとしている。
※1)Stanford Data Science Initiative:https://sdsi.stanford.edu/
※2)dポイントクラブの会員基盤を軸とした事業運営について(2018年4月17日報道発表):
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2018/04/17_00.html