NTTデータは、京都銀行と共同で、ビジネスマッチングサービスの高度化に向けたAI活用実証実験を2017年11月1日から開始すると発表した。
この実証実験では、中小企業の成長を支援するビジネスマッチング業務において、京都銀行のマッチング活動実績データとNTTグループのAI技術「corevo®(コレボ)」を用い、最適なマッチング候補の抽出可能性を検証。ビジネスマッチング担当者の経験やスキルをAI技術で補完することで、サービスの品質の標準化を図り、商談設定件数の増加および商談成約率の向上を目指す。
近年、中小企業の成長を支援し、地域経済の活性化につなげる取り組みとして、公的機関や地域金融機関、法人がビジネスマッチングサービスを推進しているが、企業ニーズを的確に把握し、最適なマッチング候補を選び出すためには、ビジネスマッチング担当者に多くの経験やスキルが必要となる。
これら個人の経験やスキルに依存することなく、最適なマッチング候補を効率的・効果的に抽出するため、NTTデータは、京都銀行と共同でビジネスマッチングサービスの高度化に向けたAI活用実証実験を2017年11月1日~2018年3月31日(予定)に渡って行う。
実証実験では、京都銀行のマッチング活動実績データとNTTグループのAI技術「corevo」を用い、次の2点についての検証を行う。
1. 企業ニーズに含まれる「用語」や「文」をAIが解析し、意味の近い概念を有するマッチング候補を抽出
2. ビジネスマッチング活動実績データに基づきAIが成功要因を分析し、最適なマッチング候補をランキング
NTTデータは、この実証実験によって得られた知見を基に、AI技術の精度向上に取り組み、2018年度以降にビジネスマッチング支援サービスの提供を予定している。
また、AIが分析した成功要因に基づき、顧客企業からのビジネスマッチング依頼を待たずに、プッシュ型で最適なマッチング候補を紹介するなど、新しいビジネスマッチングサービスの検討を進めていく方針だ。
corevo公式ホームページ:http://www.ntt.co.jp/corevo/
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