ZMPは12月8日、NVIDIA Jetson Xavierを搭載し、ROSによる開発が可能な自動運転/AI技術開発用ロボットカーRoboCar® 1/10Xの出荷を開始すると発表した。価格は180万円(税抜)、アカデミック価格144万円(税抜)で、同日より出荷を開始する。
RoboCar 1/10シリーズは自動車の1/10スケールの車両に、外界センサとして単眼カメラ、前後にLiDARを搭載し、加速度・ジャイロセンサ、エンコーダにより車両の挙動や走行距離の把握が可能。また、各種センサ情報の取得、速度・操舵角制御、通信などのライブラリを用意。これらを用いて自由にアプリケーションを開発することができる。コンパクトな自動運転開発用プラットフォームとして2009年の発売開始以来、自動車/部品メーカ、大学研究教育機関において、自動運転の研究・開発や人材教育研修など様々な用途で活用されている。
アプリケーションGUI画面
左:各センサデータ等の表示
中:前方LiDARによるセンシングの様子
右:前方カメラによる映像
今回最新機種となるRoboCar 1/10Xは、GPU搭載のNVIDIA製Jetson AGX Xavier開発者キットを採用、高度なAIアルゴリズムの実装が可能。また、ZMPの自動運転プラットフォームIZACを組込みIZACとして実装。ROS(Robot Operating System)をはじめ自動運転、AIアプリケーションのための各種OS、ライブラリがインストール済みで、開梱したその日から開発を始めることができる。
RoboCar 1/10X 量産 (写真左:フロント、写真中:サイド、写真右:バック)
【自動運転/AI技術開発用ロボットカー RoboCar 1/10X】
製品ウェブサイト:https://www.zmp.co.jp/products/robocar/robocar-110x