NECは12月17日、将来社会のビジョンを実現するネットワークインフラやデジタルサービスの創出を目的に、エコシステム型コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)ファンド「NEC Orchestrating Future Fund(NECオーケストレイティング・フューチャー・ファンド)」を新設したと発表した。
ファンドでは、2022年6月末を目途に、賛同する事業会社(通信系、銀行など一業種一社を予定)からの出資を募り、総額1.5億米ドル(約170億円)規模を目指す。
「ネットワークテクノロジーの進化」と「デジタルサービス」の変容が新しい社会価値創出を牽引すると考えるNECは、同ファンドを通じて、その両面に投資し、相乗効果による投資価値の最大化を狙うと共に、新たな社会価値創出に共感する事業会社や投資先スタートアップを巻き込み、新事業開発活動の加速化を図るとしている。
ターゲット領域は、5G・6G、DX、デジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス、スマートシティ、ヘルスケア・ライフサイエンス、カーボンニュートラルの6領域。
[CVCファンド概要]
– 名称:NEC Orchestrating Future Fund
– 目的:
将来社会のビジョンを実現するネットワークインフラやデジタルサービスの創出。
– 設立日:2021年12月16日
– 出資総額:1.5億米ドル(約170億円)
– 運用会社:Translink Capital
– 主な投資地域:米国、イスラエル、欧州、アジア
– 投資対象:
5G・6G、スマートシティ、デジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス、DX、ヘルスケア・ライフサイエンス、カーボンニュートラルに関連する技術・サービスを有するスタートアップ。