三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は10月13日、スタートアップ企業や研究者等と連携し、持続可能な未来に向けてオープンなモビリティソリューション創出を目指すプロジェクト「FUSO GreenLab(ふそうグリーンラボ)」を、同日より開始すると発表した。
MFTBCは、ダイムラー・トラック・アジア(DTA)が掲げる「人と地球に、より良い生活と環境を実現するモビリティソリューションを提供します」というビジョンに基づく、同社製品の電動化やバリューチェーン全体の脱酸素化に向けた取り組みを更に活性化し、持続可能な社会的イノベーションを育むことを目的に、「FUSO GreenLab」を開始。
これを通じて、外部の企業や団体、個人と連携しながら、持続可能な社会の実現に貢献する技術や製品、サービスの開発を目指すと共に、国内外で社会課題の解決を目指すスタートアップ企業や研究者、学術研究機関と知見を共有・連携し、イノベーション創出を加速。その枠組みの中で、参加パートナーに、市場へのアクセス支援や実験施設の利用、同社エキスパートによる技術やビジネスに関するワークショップ開催を支援するなど、保有する知見を提供していく。
なお、「FUSO GreenLab」への参加希望者は、プロジェクトのポータルサイト(fusogreenlab.com)へのアイデアの投稿が可能。プロジェクトチームは、投稿されたアイデアを迅速に評価した上で、技術面に関するワークショップ開催や、具体的な計画・戦略立案を行い、その実現化をサポートすると云う。
また、ポータルサイトでは、モビリティやサステナビリティ、社会イノベーションに関連するトピックの探索や議論の場を提供するブログも運営し、オンラインコミュニティを形成。着想段階のアイデアを他の専門家と共同で検討できる場を提供する。
MFTBCは今回さらに、サステナビリティに関連する活動の一環として、経済産業省とJETRO(日本貿易振興機構)、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が共催する、スタートアップ企業と大企業との連携を支援するプログラム「J-Startup」にもサポーターとして加入。
「FUSO GreenLab」と「J-Startup」、今後これら2つの活動から創出されるであろうイノベーションを通じて、より良い世界の実現を目指すスタートアップ企業との交流や連携の新たな機会をつくっていきたいとしている。
■(三菱ふそう)FUSO GreenLab:https://fusogreenlab.com/jp/(日本語)/ https://fusogreenlab.com/(英語)