マツダは4月13日、自社の次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)」が、米国ニューヨーク開催の「2018 Edison Award」表彰式で「Engine Enhancements(エンジンエンハンスメント)部門」の金賞を受賞したと発表した。
「Edison Award」は、世界中の革新的な製品、サービス、ビジネスリーダーを表彰し、その栄誉を称える国際的な賞で、アメリカ・マーケティング協会により1987年に創設、2008年からは独立機関が主催しており、自動車業界だけでなく各業界で変革を起こしている国際的企業の製品・サービスなどから選出される。
今回受賞した「SKYACTIV-X」は、マツダ独自の燃焼方式「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」で、ガソリンエンジンにおける圧縮着火の実用化に世界で初めてめどを付けた画期的な内燃機関となる。
燃費改善率は、マツダの現行ガソリンエンジン、「SKYACTIV-G」比で最大で20~30%、トルクは全域で10%以上、最大で30%改善する見込み。同社では、環境性能と走りの楽しさの両方を飛躍的に高めているとしている。
なお、「SKYACTIV-X」を搭載したマツダの次世代商品は、2019年以降、全世界で順次導入される予定だ。