トヨタ自動車傘下のレクサス(LEXUS)ブランドは、12月7日、LEXUSの電動化技術の将来像を示唆するオンラインムービー「Electrifying Lexus」を公開した。
レクサスは、2019年10月に東京モーターショーで電動化ビジョン「Lexus Electrified」を発表。コンセプトカーLF30 Electrifiedとともに、電動化技術を用いて車両の基本性能を大幅に進化させ、自動運転や電動化などモビリティ社会が変化し続ける時代においても、クルマがもたらす楽しさ・喜びを提供し続けることや、HEV、PHEV、BEV、FCEVなど、世界各地のニーズやインフラ環境に応じて適材適所でのラインアップ拡大を目指すことを宣言した。
また同年11月には、初の市販BEVとなるUX300eを発表し、欧州、中国、日本などで販売を開始。さらに2025年には全車種に電動車を設定し、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目標としている。
今回発表のオンラインムービー「Electrifying Lexus」では、電動化時代の車両開発について、二人のキーパーソンが語っている。
レクサス初のBEV市販モデルUX300eの開発を指揮し、同社電動化技術開発をけん引する渡辺剛チーフエンジニアが新技術と共に目指す姿を解説。2005年のRX400h発売以来、グローバル約190万台の電動車を販売し、電動化技術のパイオニアとして経験を重ねたレクサスが、独自の乗り味をいかに実現していくかを示す。
具体的には、ハイブリッドで培ったモーター制御技術を軸として、パワートレーン・ステアリング・サスペンション・ブレーキなどを統合的に制御。これにより走行シーンに応じた駆動力コントロールを行う新技術「DIRECT 4」を搭載した試作車の試乗インプレッションとともに紹介する。
また、デザインパートでは、レクサスデザイン部の須賀厚一部長が、電動化時代の新しいデザイン表現と、レクサスが追求するプロポーションと技術に根ざしたオリジナリティについて解説。さらに後日発表を予定している次世代EVコンセプトのスケッチと画像を初公開する。
映像は、日本国内においては、Lexus.jp内の特設ページ<https://lexus.jp/models/concept-cars/electrified.html>で見ることができる。