クボタは11月25日、カナダのKUBOTA CANADA(クボタカナダ/以下、KCL)を通じて、AgJunction(本社:アルバータ州 カルガリー市/以下、アグジャンクション社)の全株式を取得しグループ会社化すると発表した。
クボタでは、長期ビジョン「GMB2030」を策定し、食料の生産性・安全性を高めるソリューションの提供を目指してスマート農業の実現に向けた取り組みを進めており、その中で、農業機械の自動運転を大きな柱の一つとして据えている。
アグジャンクション社は、主に北米で農業機械や建設機械向けに、自動走行制御に必要な機器やソフトウェアなどの開発・販売を専業としている企業で、自動走行制御に関する特許を多く保有。特にオートステアリングや走行ルートの自動生成の技術に強みを持つと云う。
クボタは、アグジャンクション社をグループ会社化することで、製品の自動運転技術に同社の技術を組み合わせ、北米市場に向けたトラクタなどの自動運転技術の開発を進めると共に、データを活用した精密農業などの研究・開発体制を強化。スマート農業の実現に向けた取り組みを加速していくとしている。
[会社概要]
<アグジャンクション社>
– 会社名:AgJunction Inc.
– 設立年:1990年
– 本社所在地:カナダ アルバータ州 カルガリー市
– 代表者:M.Brett McMickell, Ph.D.
– 従業員数:約60名
– 事業内容:
農業機械・建設機械向けの自動走行制御に関する機器・ソフトの開発・製造・販売。
<KCL>
– 会社名:クボタカナダLTD.(KUBOTA CANADA LTD.)
– 設立年:1975年
– 本社所在地:カナダ オンタリオ州 マーカム市
– 取締役社長:Robert Hickey
– 事業内容:トラクタ・建設機械・エンジン・汎用機械の販売。
■AgJunction:https://www.agjunction.com/