KDDIは11月10日、エンリアル(本社:中国北京市、CEO:Chi Xu)と共同で開発したスマートグラス「NrealLight (エンリアルライト)」を2020年12月1日から発売開始することを発表した。
「NrealLight」は、軽量かつコンパクトなデザインを特長とし、対応する「au 5G」スマートフォンに接続するだけで、手軽に5GとXR技術を組み合わせたリッチな映像体験が可能で、5Gの新たな体験価値の創出する。
また、今回の発売を記念して、「NrealLight」と対応スマートフォンを購入した人を対象に、2020年12月1日から2021年3月31日まで10,000Pontaポイントをプレゼントするキャンペーンを実施する。
<装着イメージ>
<利用イメージ>
KDDIとエンリアルは、2019年5月に戦略的パートナーシップを締結し、日本国内におけるXR技術を活用したスマートグラスの企画開発や受容性の検証など、さまざまな取り組みを行ってきた。
今回発売する「NrealLight」は、メガネのように折りたたむことが可能で、かけやすいコンパクトなデザインが特長だ。スマートフォン接続型とすることで、従来のコンピューティングユニットを別に用意するタイプや、一体型のスマートグラスと比較し、軽量・小型なので持ち運びが容易で、場所を選ばずに使用できる。
「NrealLight」は、従来のAndroidアプリケーションをグラス内で起動し、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できるミラーリングモードや、グラス内で空間上に映像を映し出すMR(Mixed Reality)モードを実装している。これにより、目の前に100インチ規模のプライベートな仮想スクリーンを広げることも可能で、人気のTV動画配信サービス「TELASA」「Paravi」「FODプレミアム」がセットになったテレビパック(「データMAX 5G テレビパック」にて提供)のコンテンツやsmash.をはじめとした動画視聴のほか、さまざまなゲームを自由な姿勢で楽しむことができ、没入感のあるリッチな映像体験が可能だ。また、AR(拡張現実)コンテンツのような、現実空間とデジタル情報を融合するXR技術をより自然に体験することができる。
<MRモード>
さらに、ARを用いた作業マニュアルの表示といった遠隔作業支援などのビジネスシーンでも利用できるデバイスとして、今後は法人への提案を行っていくという。