KDDIは、東京大学 、トライポッドワークス、プロドローンと共同で、6月8日、ドローンを活用した設備検査、農業支援、災害救助などのソリューションや、撮影サービスなどのコンシューマサービス等の実現に向け、次世代移動通信システム「5G」を用いたドローンからの4K映像伝送実験に、国内で初めて成功した。
同実験では、東京大学の柏IIキャンパス (千葉県柏市) にサムスン電子の5G装置を用いて実験エリアを構築。
プロドローン提供のドローンに搭載した4K高精細カメラからの空撮映像を、5Gに対応したタブレットを通じて、リアルタイムでアップリンク伝送できることを確認。また、上空約150mから4K高精細映像を安定して伝送した。
これにより、将来、建物や橋梁などの検査や農作物の育成状況の確認など、さまざまな分野で、ネットワークにつながるドローンからの鮮明な映像を活用したソリューションの提供が可能となるとしている。
[各社の役割]
– KDDI:本実験の実施、および5Gエリアの設計。
– 東京大学:本実験の実施、およびドローン空撮映像のリアルタイム配信における5Gの性能評価。
– トライポッドワークス:本実験におけるドローンのオペレーション、4K映像伝送支援。
– プロドローン:ドローンの開発、提供。