川崎重工は7月9日、羽田イノベーションシティで「HICityスマートシティEXPO2021」が始まり、「屋内バリアフリーナビゲーション」サービスの体験会が開催されると発表した。
このサービスは、パソナテックによって開発され、川崎重工はこのサービスにICT技術を用いた屋内位置情報サービス「iPNT-KTM」を提供している。
「iPNT-KTM」は、川崎重工の社内公募制度「ビジネスアイデアチャレンジ」の選定案件で、Mapxus社と協業しGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)の電波が届かない屋内での位置測位を、特別な装置を設置することなく、対象空間の電波を利用する技術によって実現するもの。
測位インフラの構築やメンテナンスが不要なため、すぐに屋内での位置情報の利用が可能となり、顧客の位置情報を利用したビジネス開発コストの大幅な削減に寄与する。
川崎重工は、新たなビジネスモデルとなる屋内位置情報サービスを提供し、便利で安全安心な社会の実現を目指すとしている。