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2023年3月7日【テクノロジー】

JLR、自動運転開発の国際拠点を独・伊・西に新設

坂上 賢治

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次世代技術の開発に向けてドイツ、イタリア、スペインに新拠点

 

JLR( ジャガー・ランドローバー )ジャパンは3月7日、英JLRが欧州に3つのテクノロジー拠点を新設。総勢100名近いエンジニアの新規雇用を創出してデジタル分野を強化していくと発表した。

 

これらの拠点新設は英JLRが2月21日に公表したもので、対象となった3地域はドイツ・ミュンヘン、イタリア・ボローニャ、スペイン・マドリッド。いずれも次世代のモダンラグジュアリーなモデル向けの自動運転技術を開発するために作られたもの。

 

新たな拠点は、これまでジャガー・ランドローバーが投資を行ってきた既存の6つ( 米国・ポートランド、ハンガリー・ブダペスト 、アイルランド・シャノン、中国・上海、インド・バンガロール、英国・マンチェスター )のテクノロジー拠点網に加わる。

 

 

自動運転AI開発で100名近くの雇用を創出。デジタル人材の採用強化へ

 

これらの開発拠点についてジャガー・ランドローバーにプロダクト・エンジニアリング・ディレクターを努めるトーマス・ミュラー氏は、「ミュンヘンは、欧州でもトップクラスのテクノロジー拠点のひとつですが、スペインとイタリアも重要で成長を続けています。

 

これらの施設では、全体として1,100名を超えるエンジニアが働いており、ジャガー・ランドローバーの約9,000のグローバルエンジニアリング部隊の一部を構成しています。

 

ジャガー・ランドローバーのグローバルなエンジニアリング拠点9か所は、英国・ゲイドンの研究開発センターにサービスとデータの提供を行い、モダンラグジュアリーかつ完全なコネクティビティ体験を実現する次世代車両の開発をサポートしていきます。

 

 

新たな3拠点の新設はNVIDIAとの戦略的パートナーシップの一環

 

ジャガー・ランドローバーでは、世界中の自動運転技術の知見を活用し、真のモダンラグジュアリー体験をお客様に提供するべく、将来の製品のための新しい自動運転技術を開発しています。

 

コネクテッド技術を提供するにはソフトウェアが不可欠です。グローバルなエンジニアリング拠点を作る事で、複数の場所でシームレスなハイブリッド作業が可能となり、私たちのビジネスに最適な人材を確保する事が出来ます。

 

新たな3か所のテクノロジー拠点の設立は、ジャガー・ランドローバー と、人工知能( AI )とアクセラレーテッドコンピューティングをけん引するNVIDIAとの複数年にわたるパートナーシップの進展を示すものです。

 

ジャガー・ランドローバーのエンジニアは、次世代の自動運転システム、デジタルサービス、顧客体験の開発と提供に取り組んでいます。新たなテクノロジー拠点のチームは、システムと機能、ソフトウェア、検証、妥当性確認、ハードウェアなど、自動運転技術の各分野で専門知識を有しています」と話している。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。