ヤマハ発動機は、イタリアのミラノで開催されるオートバイの国際見本市「EICMA(ミラノショー 一般公開:11月8日〜11日)」に、300cm3水冷エンジンを搭載するLMW(※1)コミューターのプロトモデル「3CT」を出展する。
ヤマハ発動機では、中期経営計画で掲げた成長戦略の一つとして、「ひろがるモビリティの世界」を推進。LMWをその中核を担う技術の一つとし、「TRICITY125」(2014年発売)を皮切りに、高速道路の走行(※2)が可能な「TRICITY155」(2017年発売)、845cm3エンジンを搭載したLMW初の大型スポーツモデル「NIKEN」(2018年発売)と、ラインナップを広げて来た。
「3CT」は、そのLMW機構を搭載したスポーツコミューターのプロトモデル。旋回時の安定感をはじめとするLMWの特長と、300cm3エンジンの組み合わせで、スポーティかつ快適な平日のコミューティング、週末のファンライディングを提案すると云う。
また、「3CT」の他にも、689cm3並列2気筒エンジンを軽量ダブルクレードルフレームに搭載したアドベンチャーモデルの「Ténéré700」、サイドケースやヒートグリップなどの各種装備を搭載し、長距離走行の快適性をより高めた「NIKEN GT」等も出展される。
※1)LMW:Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称。
※2:日本の高速道路では、125ccを超える二輪車の走行が可能。
■EICMA 2018(イタリア語、英語):https://www.eicma.it/