いすゞ自動車は2月9日、シャシ(車両)から架装まで車両トータルでの稼働サポートサービスを目指し、架装メーカーの極東開発工業と協業し、架装モニタリング・システム(架装コネクテッド)を開発したと発表した。
いすゞではこれまで、エンジンやトランスミッションをはじめとした、車両の走行機能に関するデータをリアルタイムでモニタリングし、そのデータを基に車両の不調を未然に防ぎ、不調・故障時に迅速に対応する高度純正整備「PREISM(プレイズム)」を提供してきた。
そして今回、極東開発工業と、脱着装置付きコンテナ専用車(※2)をはじめとする架装物の稼働や制御情報を、シャシ側の情報通信端末を通じて取得するシステム(架装コネクテッド)を開発。架装物についても、その稼働や制御情報を基に、最適なメンテナンスや故障に迅速対応するサービスの提供を可能とした。
併せて、日本フルハーフ、アイチコーポレーション、新明和工業、トプレック、菱重コールドチェーン各社と、架装コネクテッドを活用する取り組みを実施し、塵芥車、冷蔵・冷凍車、高所作業車やテールゲートリフターなどの多様な架装物にも対応。いすゞオリジナルの完成車シリーズにおいても、この架装コネクテッド・システムを活用したシャシ・架装一体での「PREISM」を提供していく。
いすゞは、国内商用車におけるコネクテッドサービスのパイオニアとして、「MIMAMORI(運行管理)」や「PREISM」を通じて培ってきたコネクテッド技術を基に、より多くの架装メーカーや業界を超えた様々なパートナーとの協創活動を通じ、顧客事業の発展に貢献する共に、社会全体のさらなる持続的発展を支えていくとしている。
[架装物例]
※架装写真は一例。架装メーカーと架装物を限定するものではない。
■(いすゞ)PREISM(プレイズム):https://www.isuzu.co.jp/product/preism/index.html
■極東開発工業:http://www.kyokuto.com/