ストラドビジョンは7月13日、LiDAR用知覚ソフトウェアおよび自律走行技術を提供するビューロン・テクノロジーとの提携により、物体認識技術『センサーフュージョン』の導入を発表した。
『センサーフュージョン』は、物体の形や色などのさまざまな情報を認識できるカメラの汎用性と、物体までの距離を数ミリ以内の誤差で測定できるLiDARの精度を組み合わせた技術。この新技術は、ストラドビジョンのAIベースのカメラ知覚ソフトウェア『SVNet』と、ビューロン・テクノロジーのLiDARベースの知覚ソリューション『View.One』によって実現される。カメラで収集した物体の画像データと、LiDARで描画した3次元点群を統合することで、既存の単一センサーによるソリューションよりも高精度に周囲の環境を認識する。
今回の提携により、『センサーフュージョン』の技術を世界の自動車業界に提供していく。カメラの強みである物体の分類や車線検出と、LiDARの強みである物体位置認識や速度予測を組み合わせ、次世代の自動車業界に貢献するとしている。