ドライバー不足をはじめ労働者を取り巻く労働環境が新たな技術を必要としている
高橋 少し付け加えますと、SDKナビゲート以前にもSDKエクスプローラバージョンという単純な地図情報はありました。
そこへ新たにナビゲートが加わることで,例えばトラックの新人ドライバーがどっちへ配送すればよいかなどを悩んでいるときにナビゲートでき、役立つことになります。
ドライバー不足をはじめ労働者を取り巻く労働環境が今や大きな問題となっております。物流事業者をみれば輸送量が増える中で、労働者が高齢化するとともに、そうした人達がリタイヤした時に、どうするかが課題となっております。
このような中で、エキスパートの知見を蓄積、システム化できれば新人ドライバーにも最適な配送ルートが提供でき、経営効率化にも役立ちます。こうしたツールに活用できるでしょう。
――2020年に三菱商事、NTTの両社と資本・業務提携しましたが、その成果と進展についてお聞かせください。また、両社との取り組みは日本市場が主体なのか、それとも、グローバルで展開していく事になるのでしょうか。
ジェムソン NTT、三菱商事両社とはグローバルで協業を進めていきます。すでに三菱商事とは日本国内でプロジェクトが動き始めており、海外でも同様の取り組みを行う計画です。
ロケーション情報、またはお客様が必要とする様々な情報を含め、我々が推進する戦略の一環として多様な価値をグローバルで提供していく予定です。
ここ数年、コロナ禍の中で少しビジネスの進展に歯止めが掛かってしまいましたが、非常に協力的なパートナシップを三菱商事と展開しており、既に日本の中で大きな事業を獲得しています。