日本は世界で3番目の自動車産業大国であり、社会は様々な技術を必要としている
――自動車産業は、自動運転やコネクト技術などの進展により、100年に一度の大変革期に差し掛かっていると言われています。これに合わせて、ロケーション情報もより高度化が迫られていると思いますが。
ジェムソン 日本は世界で3番目の自動車産業大国であり、その分、車両の保有台数も膨大です。更に高齢化が急速に進んでおり、そのために高齢者に向けて自動運転や交通安全のための様々な技術を必要としている社会です。
加えて、日本政府はカーボンニュートラルを宣言し、これに向けた取り組みも始まっています。
こうした日本の取り組みに対し、我々の技術を使って側面から様々な支援が出来るでしょう。
現在の自動運転技術の進捗度をみると、SAE(米国車両技術者協会)レベル3の車両がパイロット段階に入りました。完全自動化のレベル5については、もう少し先の実用化という見方がされています。
これらレベル3~5の技術については、まだ車両数も少なく、ハイエンド、いわゆるプレミアムカーが当面、主な対象になるでしょう。
そうした環境の中で、ヒアが提供しているのは地図、ロケーションの関連情報であり、それも高精細、かつリアルタイムの情報です。
これまでにADAS( 先進運転システム )、ISA( インテリジェント・スピード・アシスト )、ナビゲーションマップ、高精細マップなど複数のシステムを実用化し、提供しています。