日本の先進企業とも更に連携を深めHDライブマップの技術進化を推し進めていく
――日本の自動車メーカーがHDライブマップを採用するケースは増えているのでしょうか。
ジェムソン HDライブマップへ進んでいく基本的な流れとしてADAS、ASV( 先進安全自動車 )のテクノロジーがあり、そのような分野では日本のOEMとも提携は始まっています。
OEMが求めているのはシンプルであり、地図情報は一つ、そしてロケーション情報を1か所に集約し、クルマの中に搭載する事です。
それに加えて、古い地図では意味がなく、常に最新な地図情報に更新される事です。こそうした観点から、HDライブマップは次のステップへと進むのに必要な技術であり、当然、採用が視野に入っているでしょう。
ここで言う地図情報というのは、ロケーション情報に、関連の属性を加えたものです。ただ単に、道路だけを描いた地図情報とは異なります。
例えば、交通規制、工事などによる道路閉鎖と通行不可能ルート、さらに事故発生による交通渋滞などの様々な関連情報を含めたものです。
――すでに日本の自動車メーカーとも共同開発が進んでいるのでしょうか。
高橋 先ほどISAの中で、世界の上位10社中9社と取引が始まっていると述べましたが、当然、そこには日本の自動車メーカーが含まれています。
その次の段階として、HDライブマップがあり、どのメーカーと取引しているかはここでは言及できないが、その動きは想像できるでしょう。