本田技研工業傘下の本田技研工業（ 中国 ）投資有限公司（ 本社：北京、総経理：井上勝史 ）は１月１１日、２０５０年のカーボンニュートラル実現に向けて東風汽車集団股份有限公司と共同で、ホンダ製燃料電池（ ＦＣ ）システムを搭載した商用トラックの走行実証実験を湖北省に於いて２０２３年１月に開始した。
本田技研工業は、２０５０年迄にカーボンニュートラルを実現する事を目指し、ＦＣシステムの応用や展開に取り組んで来た。そうした中で東風汽車集団と本田技研工業は、２０年以上に亘るパートナーシップの基、中国で乗用車事業を行っている。
今回の実証実験は、東風汽車集団が長年培ってきた商用車開発のノウハウと、本田技研工業が長年開発に取り組んでいるＦＣ技術を掛け合わせた中国でのカーボンニュートラル実現に向けた新たな取り組みとなる。
東風汽車集団股份有限公司 副総経理 張祖同（左）と本田技研工業（中国）投資有限公司 総経理 井上勝史（右）
実証実験の開始に向け、これまで両社は東風汽車集団の商用トラックに対するH本田技研工業のFCシステムの適合性について検証を行って来た。今後は、実走行を含む様々な条件下での環境適合性、燃費性能、耐久性などを確認し、商用車ユースでの本田通信工業製ＦＣシステムの有用性を検証して行く。